【企業主導型保育事業】令和2年度申請資料作成のポイント【保育の質に関する調書】
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- 企業主導型保育
【保育の質に関する調書】資料作成のポイント
皆様
いつも弊社の保育園・こども園経営.comのコラムをお読みいただきありがとうございます。
船井総合研究所の吉田健人(よしだけんと)です。
最新レポート有・令和2年度 企業主導型保育事業の要綱 発表!
(https://hoiku-kodomoen.funaisoken.co.jp/post-4313/)
こちらのコラムでお伝えさせて頂きましたように令和二年度の企業主導型保育事業の新規の申請が発表され、現在募集が始まっています。
去年は新規の募集がなかったため、今年度の申請で応募しようと考えられている方々は、
申請資料の作成を進められているかと存じます。
そこで、今回のコラムでは、企業主導型保育事業の審査のポイントである提出書類に基づく評価の中でも、記載の方法について弊社に多数ご相談を頂いております、保育の質に関する調書に関しての記載のポイントをお伝えさせて頂きます。
資料の作成にあたって参考にしていただければ幸いです。
提出資料「保育の質に関する調書」には、
・施設の運営に関する方針について
・保育の内容等(保護者に対する子育て支援の内容を含む。)
及び保育の提供に関する特色について
・地方自治体その他の地域の関係機関・施設との連携について
・保育の質の向上のための具体的な取組
(職員の資質向上のための研修、保育内容の自己評価・第三者評価の実施等)について
以上の項目の記載が必要です。
今回のコラムでは、なかでも、
「保育の内容等(保護者に対する子育て支援の内容を含む。)及び保育の提供に関する特色について」の記載に関するポイントをお伝えさせて頂きます。
保育の内容や特色については、保育事業者であればお分かりの通り、年齢等に応じて実施する保育内容についての記載とともに、具体的な自園の特色について記載しておくことが望ましいです。
応募の段階で細かな保育の内容について決定している事業者は少ないと思いますので、
「ガバナンス・コンプライアンスに関する調書」や、「保育所保育指針における「全体的な計画(案)」」の作成と並行して、施設長候補の方と、今後開園する企業主導型保育事業をどのような園にしてきたいか、利用して頂く園児が日々の保育を通してどのように成長し、卒園する段階でどのような姿になっていてほしいかについて検討してみましょう。
例えば、「自ら考えて自発的に行動のできる子ども」「感じたことを自由に表現し、他者に伝えられる子ども」等、企業主導型保育事業を通して育ってほしい子どもの姿が、保育の内容を考える上での核となります。
もちろん企業主導型保育事業は自社の従業員の福利厚生として設置を検討している企業も多いと思いますので、働く保護者の負担を減らし、仕事が終わった後の時間を子どもとの対話に集中できる保育などを核においてもよいです。
保育園の核となる姿が決まれば、それを実現するために園としてどのような取り組み・サポートができるかを検討してみましょう。
図面の素案ができていれば、限られた保育スペースの中で子どもの生活に合わせてどのような環境を作っていけばよいか、どのような保育や遊びを取り入れていけばよいかを検討することで、自園の保育の提供に関する特色が出てきます。
子どもを主体においた遊び・保育を提供するためには職員にも想いを伝えて、保育の方法について検討する必要があります。法人として実現したい保育を実際に提供している園への見学を検討したり、職員間で相談しあい園内研修を行ったりと考えを膨らませていけば、「保育の質の向上のための具体的な取組」の内容に関する項目についても記載することが可能です。
このように、園運営の核となる要素を踏まえて考えた内容は申請画面の事業計画、全体的な計画(案)、ガバナンス・コンプライアンスに関する調書などの項目にも結び付けて記載することができます。
また、具体的なイメージが湧くことで、開園にあたっての準備段階で、HP・保護者説明会・園見学の際に自園ならではの保育の内容や特色が説明することができるようになります。
弊社では「保育の質に関する調書」「ガバナンス・コンプライアンスに関する調書」「保育所保育指針における「全体的な計画(案)」」の作成も含めた申請資料の作成サポートを行っています。
今年度の申請資料作成を進められている方で、記載に迷われた方は、
初回のみ無料で1時間程度経営相談として、
コンサルタントに個別コンサルティングを受けていただくことが可能です。
法人ごとの個別のお悩みなどもご相談いただくことが可能ですので
是非この機会に下記のURLからご利用ください。
https://lp.funaisoken.co.jp/mt/hoiku-kodomoen/inquiry.html
現状企業主導型保育事業への参入を検討しており、物件を探している段階の方は、
企業主導型保育参入に当たりまず手を付けるべき2つのこと
(https://hoiku-kodomoen.funaisoken.co.jp/post-4326/)
こちらのコラムもご参考にして頂ければと存じます。
最後までお読みいただきありがとうございました。