【保育園 経営】2030年の保育市場を予測と2018年度の経営

2018年4月2日配信

テーマ:
時流・業界動向

いよいよ30年度がスタートしました

みなさん、こんにちは。
船井総研の大嶽です。

いよいよ30年度がスタートしました。

園では、新しい子どもたちも入園し、新しい職員も入社、入職し、
新しいムードで新年度がスタートしたことと思います。

加えて、今年度は子育て安心プランの初年度。
ここから3年一気にギアを加速させ、待機児童解消に向かうことでしょう。

各自治体の入所決定もほぼ固まってきました。

私は毎年いくつかの市区町村を定点観測してますが、
今年も驚きの結果が出てきそうです。

多くの自治体での傾向です。

・0歳の入所数、申込数はほぼ横ばい
・1.2歳の入所数、申込数は5〜6%アップ

ということ。

1.2歳児の需要が急拡大してます。

当たり前といえば当たり前ですが、このまま行けば国が
目指す2020年25〜44歳女性就業率77%、子どものいる
女性就業率73%は達成されるのでは?と期待を持たせてくれる結果です。

現在の2017年の就学前人口は600万人、保育ニーズは約50%、
これが、2018年には590万人になり、保育ニーズは55%、
2020年には570万人で65%まで増える予定です。

つまり、保育対象人口は、

2017年:300万人
2018年:325万人
2020年:370万人

となります。

ちなみに2030年を予測しますと、

2030年:330〜350万人

ということで、2025〜28年頃には保育対象人口はピークアウトしていく予想です。

ちなみに野村総研さんは現実ラインで331万人、
それ以上になる可能性もあるとレポートを出されていますので、私の予想とかなり近いです。

今年の結果からも、ここまではおおよそ予想通りです。

ただ何よりも地域格差がありますから、これはあくまでも全国の話ですので、
皆様はご自身の地域でしっかり判断しましょうね。

また、30年度の保育園、こども園の経営のポイントを
キーワードだけお伝えしておきます。

・保育士の定着率アップ
・無資格者採用・育成
・処遇改善、キャリア制度
・働き方改革・スマート保育・ホワイト園
・企業主導型保育事業の付加
・0-2歳のサテライト展開
・認可事業展開
・M&Aの増加
・株式会社イノベーターの増加
・海外展開企業の増加
・給付外事業マーケットの卵が登場

是非参考にしていただければと思います。

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