「新卒採用」成功のキーワードは「脱・前年踏襲」

2024年4月10日配信

テーマ:
採用・育成

いつもご愛読いただきまして誠にありがとうございます。
船井総合研究所の遠藤めぐみでございます。

2024年度が始まりました。新入園児や新入職員の受け入れなど、慌ただしい毎日をお過ごしのことと思います。
さて、4月は息つく暇もないかと思いますが、本日から2回に渡り、「次年度以降に向けた新卒採用」をテーマにお話しさせていただきます。

なお、2023年1月に「新卒採用を成功させるために今考えたいこと」という題でコラムを配信させていただきました。是非こちらも参考にご覧くださいませ。
https://hoiku-kodomoen.funaisoken.co.jp/column/category-kindergarten-post-8677/

「前年踏襲」か「脱・前年踏襲」か

今回のキーワードは、「脱・前年踏襲」です。

普段、セミナーへ参加いただいた方などへ「新卒採用に向けてどのようなことを実施されていますか?」とお聞きすることがあります。
その際、どの園でも「求人票の作成」や「合同就職説明会への参加」、「実習生の受け入れ」など、幼稚園・こども園の業界で新卒採用を行う時に、押さえていただくべき施策をきちんと上げてくださいます。

しかしながら、そこから一歩踏み込んで、「それでは、その施策の中で昨年度から何か改善された点はありますか?」とご質問してみますと、「大きな変更点は特になく、例年通りですね。」とご返答いただくことが多いです。

もちろん、「例年通り」で目標の採用数が達成できていれば、全く問題ありません。しかし、我々がお聞きする限りでは、大半の園で新卒採用の状況がますます厳しくなっているようです。そのため、その変化に対応していく必要が出てきています。

まず、これまでの採用活動は、「前年踏襲」だったのか、毎年アップデートを重ね、「脱・前年踏襲」できている状態なのか、自法人での状況を振り返っていただければと存じます。

アップデートは「量」と「質」の両面から!

まず、「前年踏襲」なのか、「脱・前年踏襲」なのか、現況を振り返っていただきました。毎年、反省を踏まえたアップデートができている園では、引き続き、実績と経験を次に活かし、変化していただければと存じます。

一方、これまでは「前年踏襲」であったが、これからは「例年通り」を脱していき、新卒採用の成果を上げていきたいとお考えの皆様は、やはり「量」と「質」の両面から、改善できる点がないかを検討していただきたいです。

「量」で言いますと、①周りの園が行っていることはまず徹底して実行、そして、②周りの園がまだやっていないことも探して実行、を進めていただきたいです。

一方、「質」の面で考えますと、例えば、「何気なく毎年同じ内容になっている求人票について、より園の良さを伝えられる記載を増やせないか」、「何気なく毎年同じ資料を持参している合同就職説明会について、より目を引く展示ができないか」など、改善の余地は十分にあると思います。

特に、直近で採用できた若手職員がいらっしゃる園では、その職員へのヒアリングを行っていただくことをおすすめします。就職活動時にどのようなことを重視されていたか、就職活動時に相談を行った人はいたか、など、そのエリアの学生の動きを捉えていただきたいです。

ただ、「言うは易く行うは難し」と言ったもので、新たに実行できる施策はいろいろあれど、「例年通り」から抜け出せる園ばかりではないのが実情です。当たり前ですが、採用活動は経営の1パートでしかなく、そこだけに十分な時間を割いていくことは容易ではないとも感じております。

2023年度は、弊社のクライアントに「脱・前年踏襲」で新卒採用を進め、採用単価8.3万円で新卒8名の採用に成功された法人様がいらっしゃいます。その成功のカギは「待ちの姿勢」を辞めて、「攻めの姿勢」へ変革したことにあります。

次回コラムでは、こちらの成功のポイントを要約してご紹介させていただきます。
また、「脱・前年踏襲」で新卒採用を進められた法人をゲストにお招きし、東京・大阪でセミナーを開催します。ぜひこちらもご参加ください。

本日はこちらで以上となります。
次回もお読みくださいませ。

株式会社 船井総合研究所
子育て支援部 教育グループ
遠藤めぐみ

理事長主導で行う“攻め”の新卒採用セミナー


【このような方におススメ】
・積極的に新卒採用を進めていきたいが、学生からの応募が来ず、悩んでいる法人
・これまでは実習生からの採用が多かったが、そもそもの実習生の数が減少していて、困っている法人
・就職フェアに参加しているが、就職フェアそのものに参加する学生数が減っているため、接点を持てなくなっている法人
・「採用」や「人財育成」に力を入れたいと思いつつも、ついつい後回しになってしまっている法人
・職員が「採用」に関する危機意識を持っておらず、非協力的であるために、理事長1人で採用を進めている法人

【開催日程・会場】
・大阪会場 2024/05/16 (木)14:30~17:30
・東京会場 2024/05/21 (火)14:30~17:30

【参加料金】
・一般価格 30,000円 (税込 33,000円)/ 一名様
・会員価格 24,000円 (税込 26,400円)/ 一名様

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