選ばれ続ける園づくり~職員定着のために、まず職員を知る!②
皆様、こんにちは。いつもご愛読ありがとうございます。
株式会社船井総合研究所の樋口です。
前回のコラムでは、これまで「なんとなく」行ってきたマネジメントから各職員それぞれの価値観や考え方を理解してマネジメントに活かすことの重要性をお伝えしました。
※前回の内容を詳しく知りたい方はこちらをクリック!⇨ https://hoiku-kodomoen.funaisoken.co.jp/category-nursery-post-6636/
今回は前回のコラムに引き続き、マネジメント(特に若手のマネジメント方法や考え方)についてお話いたします。
令和時代の特徴を踏まえたマネジメントへの切替え
職員の価値観や考え方は人それぞれと頭で理解はしていながらも、組織の職員に対して同じマネジメント方法・同じ指導の仕方で教育していませんか?
「自分に合った」「自分だけの」といった唯一無二を欲する若手の職員には、それぞれに合ったマネジメント・指導方法を行うことが求められています。
これこそがこれまでのマネジメントとは大きく違う点であり、現在のマネジメント関連で大きな問題として経営者の皆様が苦労されている点かと思います。
したがって、若手職員に対しては特に「各職員(自分)に合った」「それぞれ(自分だけ)の」マネジメントへシフトしていくことがポイントになります。
一人ひとりに合わせたマネジメントで人財育成と定着を目指す!
最近、職員のこのような姿をよく見かけていませんか?
・自分の目指す保育に強いこだわりがあり、何が何でも自分の意見を突き通そうとする先生
・相手の気持ちを考えず、正しいと思うことをストレートに表現してしまう先生
・口ばかり大きなことを言っているが、肝心のスキルが伴っていない先生
・集まると業務に関係のないおしゃべりばかりをしている先生
・自分の意見を言わず、周りの意見に流されてしまっている先生
・1から10まで指示をしないと動けない先生
・自分から積極的に前に立って話したり、行動したりしない先生
・一人で黙々と作業することを好み、あまり愛想が良いとは言えない先生
上記のような言動がみられる先生を思い当たる方も多いのではないでしょうか?
そして、その先生に対して同じマネジメント・指導していませんか?
実は、先生方の特性や特徴を見極め、タイプ別に分類し、その人に適したマネジメントや指導を実施することによって、成長度合いや成長スピードは格段に変化します。
先ほどの例で考えてみましょう。
・自分の目指す保育に強いこだわりがあり、何が何でも自分の意見を突き通そうとする先生
・相手の気持ちを考えず、正しいと思うことをストレートに表現してしまう先生
⇨タイプ①カリスマ性で周囲を魅了!バリキャリ思考な野心家
・口ばかり大きなことを言っているが、肝心のスキルが伴っていない先生
・集まると業務に関係のないおしゃべりばかりをしている先生
⇨タイプ②人たらしなアイデアマン!みんなを巻き込む盛り上げ隊長
・自分の意見を言わず、周りの意見に流されてしまっている先生
・1から10まで指示をしないと動けない先生
⇨タイプ③世のため人のために尽くす!ロマンチックな平和主義者
・自分から積極的に前に立って話したり、行動したりしない先生
・一人で黙々と作業することを好み、あまり愛想が良いとは言えない先生
⇨タイプ④ムリ・ムダ・ムラは徹底的に排除!数手先まで見据えた策略家
特徴を捉えることで、その先生の良いところ、伸ばすべきポイントが見えてきます。
特に令和の若手職員に対するマネジメントでは「その人に適した」「その人に寄り添った」マネジメントを実施することで信頼関係を築くことが重要なポイントとなります。延いてはこの信頼関係の大きさが、職員の成長と定着に大きな影響をもたらします。
では、上記のタイプごとにどのようなマネジメントや指導方法を行えば良いのか?
それについては次回の私のコラムにて、具体的な例を挙げながら考えていければと思います。お楽しみに…!
ぜひこれを機に、これまでのマネジメントについて考える時間としていただければ幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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