【幼稚園経営】園児募集の秘訣!たった1年で入園児が35名も増えた!?

2018年1月23日配信

テーマ:
園児募集

「早く子どもを預けたい」という保護者が増えている

いつもありがとうございます。
船井総合研究所の島崎(しまざき)です。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

前回の私のコラムでは、園児募集の全体像をお伝えさせていただきました。

恐らく、園児募集のことを常日頃から考えられている園長先生や理事長先生からすれば、
「何を当たり前のことを・・・」と思われたかもしれません。

今回も、もしかすると当たり前のことかもしれませんが、
1年間で入園者を35名増やした秘訣をお伝えします。
前回、4つのステップをお伝えさせていただきましたが、覚えていらっしゃいますでしょうか?

1)認知フェーズ

2)来園フェーズ

3)教育体験・理念共感フェーズ

4)入園決定フェーズ

(覚えていらっしゃった方は、すでに園児募集マスターです!)
さて、この4つのステップの原理原則は変わりませんが、
保護者のニーズはどんどん変化していきます。

最近の保護者の様子や全国の幼稚園やこども園の園児募集状況を見ていますと、
明らかに入園決定フェーズが早まっています。

「早く子どもを預けたい」という保護者が増えているようです。

これにはいろいろは要因があるかと思います。

・早く子どもに集団生活をさせたい
・早く子どもに教育を受けさせたい
・早く子どもに親離れさせたい
・(親が)子どもを預けて自分の時間も大切にしたい

など、さまざまです。

通常、幼稚園や認定こども園に1号認定として入園させようとすると、
3歳の誕生日を迎えた翌年4月からの入園となりますが、
それよりも早く入園させたい保護者が増えているようです。

そのニーズに対応しようとした際に、幼稚園や認定こども園ができることは何か?
それは「満3歳児入園」の強化です。
タイトルにあった1年間で35名の入園者を増やした秘訣は、「満3歳児入園の強化」にあります。

満3歳児入園は、3歳の誕生日を迎えれば一足先に幼稚園に入園することが出来る仕組みです。
月齢の早い子どもの場合は、約1年早く幼稚園に入園することができることになります。

満3歳児入園を実施している幼稚園や認定こども園は多いですが、
空き教室や職員配置の兼ね合いから、そこに注力しきれていない園も見受けられます。

ですので、満3歳児入園を全面に打ち出して、満3歳児入園の告知を強化させたり、
満3歳児入園に特化した入園説明会を実施すると、保護者が集めやすくなります。

もちろん、教育内容を重視する保護者は増えてきておりますが、
どちらかと言えば、少しでも早く入園出来る園に、保護者が集まりやすい傾向がみられます。
また、満3歳児入園に注力しようとすると、
これまでのように、年少と同じクラスに入園させる・・といった形では
運営や教育活動が上手くいかなくなってしまう可能性が高くなります。

そのため、しっかりと満3歳児クラスを用意して、
満3歳児クラス用のカリキュラムを用意することが重要になります。

保護者のニーズを理解して、貴園の素晴らしい教育内容を
より早いタイミングで提供できるようにしていきましょう!

なお、最近では2歳児クラスを設けて、満3歳の誕生日を迎える前に入園を受け入れている園もあるようですが、
厳密に言えば違反となってしまいますので、お気を付けください。

※但し、認可外保育施設としての届け出をしている、あるいは、
満3歳児クラスの園児とは分けて受け入れている場合は問題ないようです。
詳しくは、各都道府県にお尋ねください!

執筆者紹介

島崎卓也

株式会社 船井総合研究所
保育・教育支援部
保育・こども園グループ グループマネージャー

明治大学卒業後、船井総合研究所へ入社。
認定こども園。幼稚園向けコンサルティングを専門とし、
都市部の法人から地方の法人まで、
様々な法人のコンサルティングに従事している。
認定こども園への移行コンサルティングは社内トップの実績を持ち、
自園にとって最適な移行プランの提案や移行支援には定評がある。

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