社会福祉法人喜慈会子中保育園取材レポート

社会福祉法人喜慈会子中保育園取材レポート

今回はソニー教育財団が主催する保育実践論文や、
日本保育協会が主催する保育実践研究において、多数の賞を受賞している社会福祉法人喜慈会様にお話を伺いました。

法人紹介

神奈川県で小規模保育園を運営。
保育実践論文で多くの賞を受賞しており、
日本保育協会主催の保育実践研究にて、2年連続で最優秀賞を受賞している。
また、ソニー教育財団主催の保育実践論文でも3年連続の入賞を果たしている。

運営側と保育士側双方のメリットとなる「保育の専門性の可視化」の実施

子中保育園の大塚裕子園長は「保育士の行っている保育の専門性を可視化すること」
を重要なこととして位置づけ、実施している。
保育士側にとっては自身のモチベーションにもなり、
運営側にとっては園や職員の強みを発信できるという利点になるからである。
その可視化がひとつの形となったのが「保育実践論文」の執筆活動であった。

大塚氏が子中保育園の主任に就任した当時から、積極的に発言の場を設けていった。
職員全員が参加し、職員の「こうしたい!」という発想をベースに、
認識を一致させることを常に意識しながら、全職員の意見を意思決定に反映していく場とした。
その際、アカデミックな視点で場をデザインすることにより、積極的な言語化に成功していた。

このような活動の積み重ねを経て保育実践論文を作成しているため、
「今は保育の時間」「今は論文執筆の時間」といったような明確な境界は意識していない。
それが、多忙の中で保育と論文執筆の両輪をこなせる秘訣でもあるのだろう。

理想的な人材の確保

こうした論文執筆活動を通して、子中保育園では理想的な人材が集まりやすくなっている。
それは入社職員が、執筆活動を積極的に行っていることを知っていたり、実際に論文を読んだ上で、
採用面接を受ける方が多く、
法人の考え方をよく理解し、学ぶ意欲の高い方が集まりやすくなっているからである。

そうしたことがより生産性の高いディスカッションの場を生み出すことにつながり、
さらなる保育士の質の向上・質の高い論文の執筆につながっていくような好循環が生まれている。

今後の取り組みについて

子中保育園では現在、評価制度の見直しを検討している。
現在の評価制度は、誰のために、何のために目指すべき保育士像であるかという観点から考えると、
当園の理念や職員の個性が反映されておらず、日頃から違和感を覚えていた。

新評価制度の制作に当たって、
職員同士で「理想・最強の同僚」を言語化してみるということを実施した。
そこで上がってきた「理想・最強の同僚」像を評価制度に組み込めないかということを検討している。

また、構想段階ではあるが
学童や寺子屋のような組織の開設や情報発信のさらなる強化も検討している。

今回ご紹介させていただいた社会福祉法人喜慈会 子中保育園HPは下記にございます。
https://www.konakahoikuen.com/

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