保育士・幼稚園教諭のオンライン採用の方法とは

2020年7月20日配信

テーマ:
採用・育成

今年中に絶対に行うべき保育士・幼稚園教諭のオンライン採用

1.はじめに
新型コロナウィルスの影響で保育士・幼稚園教諭の採用市場は大きく変容してきています。
特に、学生にとっても、実習の延期など就職活動が例年よりも遅くなっていることが多く、オンラインでの検索行動が増えてきています。デジタルネイティブ世代と呼ばれる学生にとってオンライン活用はそこまで苦ではありません。

このような状況の中、既にオンライン採用を行っている法人とまだ導入していない法人とで、2極化が進んできている現状があります。
アフターコロナにおいても、オンラインの需要は益々増えることが予測されますので、今年中にオンラインの採用体制を整えておくことが来年度以降の人員体制の設計において重要です。

今回は、保育士・幼稚園教諭のオンライン採用をどう進めていくかをお伝えしていきます。

2.オンライン活用でお問い合わせ数を増やすポイント
新卒の学生にとってもオンライン検索がより当たり前になってくる今後において、オンラインでいかに園をアピールできるかが大切です。

2-1.新卒採用におけるダイレクトリクルーティングの導入
indeed等に新卒求人を掲載しても表示回数・閲覧は少ないものの、少なからず募集・採用事例が出てきているので、機会損失を防ぐ為にも実施しましょう。

2-2.オンライン合同説明会等の開催・出展
紹介会社や学生団体等が行なっているオンライン合同説明会が増えてきているので、是非学生との初回接点を増やしたいという方はご参加していただければと思います。また、可能であれば、同じ地域内の周りの園も巻き込んで自法人で主催・開催されることをお勧めします。

2-3.SNSの活用(Twitter、Instagram、Facebook)
年齢層の面ではFacebookよりInstagramの方が適しており、オンライン説明会や園見学等の告知にはTwitterもお勧めです。
SNSを使う際は、フォローバックやハッシュタグを利用してPRを行うことが大切です。更に、SNS広告は、なるべく適切なタイミングで活用しましょう。

2-4.就活サイトへの掲載(スカウトメールの活用)
新卒の学生にとって、今後ポータルサイトの利用ニーズがより高まる可能性が高いと想定されます。ポータルサイトを選ぶ際には是非スカウトメール機能のあるものを選ぶと良いです。

2-5.採用HPの作成・見直し
既に採用HPをお持ちの方は、改めて学生や求職者にとって見やすいものになっているか、欲しい情報が入っているかを見直してみましょう。また、皆様の園の採用HPは園名や法人名で検索した際に上位表示されるようになっていますか?学生や求職者の動向として、オンライン検索する際に園名・法人名で探すことも多いので、検索結果上位に上がってくるようにSEO対策をしっかり行いましょう。
もし現在採用HPをお持ちでない方は、機会損失をしない為にもまずはポイントを押さえながら作成していくことをお勧めします。

3.オンライン活用で誘導率を下げないポイント
オンライン活用によって接続頻度を増やすことができます。では、具体的にどのように接続頻度を増やしていくかを説明します。

3-1.園の情報発信としての動画コンテンツ
動画コンテンツをオンライン上に掲載し、法人概要や求人情報、雰囲気を伝えます。その際、コンテンツの内容によって、媒体も選定したほうが良いでしょう。

3-2.オンライン園見学・法人説明会の開催
新型コロナウィルスに関わらず、距離や時間的制約によってなかなか園に足を運べない学生もいるかと思います。更に、リアルよりもオンラインの方が学生や20~30代の求職者にとっては気軽に参加しやすいので、今後もオンライン・オフラインの両方を併用して開催していくことが望ましいです。(もちろん地方採用を推し進めたい法人様にとっては、早期にオンライン運営を整えていただければと思います)
オンライン開催ならではの気を付けなければいけないポイントがあるので、その点を踏まえて工夫をすることも必要です。

4.オンラインのみに偏るのはNG!
コロナ禍においては、”とりあえずあらゆる施策をオンライン化する”という考え方で大丈夫でした。ただし、園見学・説明会~面接など全てをオンラインにしてしまうのは良くありません。やはり、オンラインでは雰囲気等が伝えづらい・伝わりづらいというデメリットもある為です。よって、アフターコロナに向けて、オンライン化していくもの /オンライン化しないものをきちんと取捨選択していくことが重要です。

5.結びに
新型コロナウィルスの第2波、第3波が来ることも想定し、コロナ禍でも対応できるようオンライン採用を導入していただければと考えております。
ここまでお伝えした内容について、例えばオンライン説明会や動画コンテンツのポイントなど、詳細内容を下記小冊子に詳細を記載していますので、お気軽にダウンロードしていただければと思います。

6. 執筆者情報
平出 未来
早稲田大学教育学部卒業後、船井総合研究所に入職。
入職後は保育・教育支援部に所属し、主に保育士・幼稚園教諭等の中途採用・新卒採用の
支援を行っている。

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