「通年」の園児募集|待機児童ゼロ時代に効果的なイベント×SNS発信

2026年2月25日配信

テーマ:
園児募集

いつも コラムをご覧いただきありがとうございます。

株式会社 船井総合研究所 マネージャー 児玉 梨沙です。

 

暦の上では春が近づいておりますが、寒暖差の激しい日が続いております。

経営者の皆さま、そして日々現場を支える職員の皆さまにおかれましては、どうぞご自愛ください。

 

さて、突然ではございますが、「令和8年度 園児募集」の結果はいかがでしたでしょうか。

地域によっては現在、二次募集・三次募集の真っ只中で、来年度の園児数が確定せず不安な日々を過ごされている園もあるかもしれません。

「待機児童ゼロ」時代の到来と、需給バランスの逆転

かつて、保育業界において「園児募集」というテーマは、必ずしも優先順位の高いものではありませんでした。 

 

事実、数年前まで弊社が開催するセミナーでも、採用やマネジメントをテーマにしたものに比べ、園児募集セミナーは「将来のために」と先見の明を持った一部の経営者様が集まる、どちらかといえば「ニッチ」なテーマだったのです。 

 

しかし状況は一変し、平成25年から国が強力に進めてきた「保育の量の拡大」により、平成29年に26,081人いた待機児童数は、令和7年には2,254人まで激減しています。 

 

今や、「何もしなくても子どもが集まる」という時代は終わり、多くの園から「園児(特に0歳児)が集まらない」という壁に直面しているという話を伺います。 

 

「子どもが減っているから仕方ない」と諦めてはいけません。 

 

同じ地域内であっても、定員割れに苦しむ園がある一方で、変わらずキャンセル待ちが出るほど充足している園が存在します。立地や施設環境、教育・保育内容など、その原因は様々で、すぐに変えられるものばかりではありません。しかし、「明日から」取り組めることとして、「募集活動」、特に「通年(365日)での募集活動」が挙げられます。 

 

保護者が保育園を探し始めるタイミングは、子どもの月齢や家庭の事情(復職時期など)によってバラバラです。秋の募集時期だけ動くのではなく、年間を通じて「検討の土台」に上がり続ける仕組みが必要です。 

特に有効なのが、以下の2つの施策です。 

最初の接点作りに効果的な「子育て支援イベント」

「いつでも見学に来てください」という言葉は、初めての子育てに奮闘する保護者にとって、実は非常にハードルが高いものです。 

 

「いつ行くのが正解なの?」 

「忙しい先生たちの邪魔にならないかしら?」 

 

こうした心理的な壁を打破するのが「子育て支援イベント」です。 

「遊び場」として提供することで、園の雰囲気を自然に体験してもらえますし、園長や保育士と話すことで、「ここなら安心して預けられる」という信頼関係が築けます。 

 

園の雰囲気に慣れた子どもは、入園後の生活もイメージしやすく、保護者の第一希望になりやすくなります。 

リアルな園の雰囲気を常時伝えられるSNSの活用

特にInstagramは保育園と非常に相性が良いツールです。 

 

ホームページの綺麗な写真だけでは伝わらない「先生たちの笑顔」「子どもたちの日常の躍動感」「行事の裏側」をフィード投稿やリール投稿、ストーリーズで積極的に発信しましょう。 

 

「たくさんの園があるけれど、あそこの園はいつも楽しそうだな」というポジティブな発信が、園見学やイベント参加への最後の一押しになります。 

子育て支援の「インフラ」になれるチャンスを逃さない

さらに、近隣の園と差別化を図っていくためには「こども誰でも通園制度」や「一時預かり保育」、「子育て支援事業」等の制度の積極的な活用もぜひご検討いただきたいです。 

 

「地域子育てハブ」としてのポジションを確立することで、結果として中長期的な園児募集にとって大きなプラスとなります。 

 

園児募集は「点」ではなく「線」の活動です。 

 

まずは、自園の今年度の募集結果を振り返り、「なぜ選ばれたのか」「なぜ選ばれなかったのか」を客観的に分析することから始めてください。 

 

「何を改善すればいいか分からない」「SNSを始めたいが運用が不安だ」という経営者様は、ぜひ一度、船井総研の無料経営相談をご活用ください。全国の成功事例をもとに、貴園の地域性に合わせた最適な募集戦略をご提案いたします。 

 

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