「退職代行」を使われない!新入保育士の定着事例をご紹介
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いつも コラムをお読みいただきありがとうございます。
船井総合研究所 子育て支援部の菊地です。
5月になり、ニュースでは「退職代行」といった単語を多く聞くように思います。GW明けには1日数百件もの依頼がくるのだとか、、、
「退職理由」も、「退職代行を使う理由」も様々だとは思いますが、やっと採用できた職員がすぐ退職になってしまうと、かけた工数や採用費がムダになるとともに、さらに新規採用に取り組む必要も出てきてしまいます。
本コラムでは、採用した職員が上手く定着している保育事業者が実際に行っている事をご紹介いたします。
新入職員には早番・遅番をさせない!?
A園では、「1年目の職員には早番・遅番をさせない」という施策を実践しているとのことです。
もちろんこれは法人規模・職員数等によっては実践が難しい施策かとは思いますが大事なことはその考え方です。
1年目はまず園児・保護者・職員の顔を覚えること、ウチの法人での保育を覚えることに最も力を入れて欲しいと考えており、そのために この施策を実践している とのことでした。
まずは基礎的な業務を確実に覚え、園児・保護者・同僚と関係性を構築し、20年後・30年後も働いていたい園だと感じてもらうための1年目という位置づけにしており、
1年目を早番・遅番に入れないことによる先輩職員のシフト調整の負担よりも、1年目職員が定着することのメリットの方が、法人にとっても、先輩職員にとっても大きいという文化が法人内に根付いていることの現れだと思います。
このように、新入職員には何を求めるのかを法人の中で共有し、先輩社員が納得し、全体で協力して取り組む文化を作ることことが職員定着においては重要だと思います。
前述のとおり、規模・職員数等によってできないこともあるとは思いますが、では自法人で実践できることは何があるかを考えて取り組むこと、その細かい部分までの配慮ができることが、職場の雰囲気として新入職員に伝わり長く働き続けたいと思ってもらうことができるようになると思いますので、まずは何ができるかの案を出し、そのうえで現実的に実現可能な施策を選択していただくとよいのではないでしょうか?
保育士不足の今求められる、Z世代が働きたい保育園とは
今回のコラムでは、新入職員定着の実践事例についてお伝えいたしました。
職員が定着する職場環境を作ることで、職員が定着するのはもちろん、職員採用の上での魅力ともなり、今後訪れる更なる保育士不足への準備となります。
船井総研では、保育事業者向けに本日ご紹介した施策の他、様々な定着のための施策や、実践事例をご紹介するセミナーを開催いたします。
当日は、特別ゲストとして福岡県働き方改革モデル園でもある社会福祉法人 金丸福祉会 萩尾様にもご登壇いただき、実際に園で取り組まれている職場環境づくりをご紹介いただきます。
◆複数の採用媒体に求人を出しているが最近人が採用できなくなっている
◆既存職員の育休・産休などで毎年補充採用が必要になっている
◆最近、紹介会社からしか人が取れていないと感じる
◆既存職員の退職に際して、本当の退職理由がいつもわからない
◆園で長く勤務している職員と、数年で退職してしまう職員が2極化して、中堅職員がいない
◆最近、若手職員の意欲が低いと感じる
◆給与、賞与アップだけでなく、職員がやりがいを持って働ける環境を作りたいと考えている
◆後輩や部下指導を任せられる管理職の育成ができていない
◆給与などの条件面では近隣の競合園と差がつかないため、自園独自の“働く魅力“がほしい
上記に一つでも当てはまる保育事業者様はぜひお申込みください!
【開催日程】※来場開催となります。
・2024/06/24(月) 13:00~16:00 @船井総研 五反田オフィス
【参加料金】
・一般価格 30,000 円 (税込 33,000 円)/ 一名様
・会員価格 24,000 円 (税込 26,400 円)/ 一名様