いつもお読みいただきありがとうございます。
株式会社船井総合研究所の塚本でございます。
新年度が始まってから早いことに1か月が経ちました。
数年前までは保育園の待機児童問題が日々ニュースとなっていましたが、少子化や保育施設数の増加に伴い、全国の待機児童数は2,680人と6年前の10分の1以下となりました。
一方で、近年聞かれるようになったものとして「小1の壁」「学童の待機児童」がございます。今回は、このような社会的背景をもとに、保育事業者にとっての新規事業として「学童保育事業」をおすすめする理由をお伝えいたします。
少子化の中、膨れ続ける「学童の待機児童」
保育事業に携わる皆さまにおかれましても年々感じられているように、厚生労働省が発表した2023年の出生数（外国人含む速報値）は75万8,631人と、これまでの想定以上に減少ペースが早まっています。
「0歳児が集まりづらくなっている」「定員に空きがある」というご相談も、当社としてよく伺います。
一方で、2023年5月1日調査時点の学童の登録児童数は過去最多の144万5,459人、待機児童数は1万6,825人と昨年度よりも増加傾向にあります。
また、給与や休暇など待遇面への不満を抱えている指導員も多く、結果として学童保育事業の担い手不足により待機児童の増加スピードが加速してしまっています。
そのため学童の待機児童は、これまでにない少子化の中でも膨れ続けており、数ある保育事業の中でも特にニーズが高いとも言えるでしょう。
保育事業の「多角化」としておすすめしたい「学童保育」
少子化が進み、実質的な利用者数が減少していく保育事業者の方々には、
今後地域の保育・教育ニーズに対して包括的に多様なサービス提供ができる事業形態となる「多角化」が求められています。
「この地域の保育・教育事業と言えば○○法人さん」と多くの方に信頼してもらい、次の利用者集客につなげていくためにも「多角化」は必須の時代となってきているとも言うことができます。
そんな保育事業の「多角化」として、ぜひ皆さまにおすすめしたい事業の1つが「学童保育」なのです。
おすすめの理由①長期的・包括的に子どもを支援できる
「小学校接続」がより重要視される昨今では、「できるだけ長く子どもたちを見守りたい」という保育事業者の方々も増えています。
学童保育を運営することで、卒園した後も学童保育を通じて法人と関わりを持ち続けてもらうことが可能ですし、地域に密着している保育事業者だからこそ持ち合わせている近隣住民・施設とのつながりを活かして、効果的に利用者募集を行うことも可能です。
おすすめの理由②補助金を受け取りながら安定した経営が可能
学童保育事業への参入パターンはいくつかありますが、その中でもこども家庭庁が管轄している「放課後児童クラブ」の委託や指定を受けることで補助金を受け取りながら安定した経営が可能です。
委託や指定を受けられる場合は初期の設備投資もほぼかからないため、金銭的負担を抑えて参入できる事業とも言えるでしょう。
特にコロナ禍など有事の際でも、皆さまがすでに行われている保育事業と同様に、「法人を支える事業の1つとして機能した」という喜びの声が挙がりました。
「『自己流脱却』で委託・指定管理更新を目指す！学童保育セミナー」
いかがだったでしょうか。
本日は、保育事業者の次なる一手として「学童保育事業」がおすすめの理由についてお伝えしました。
「『自己流脱却』で委託・指定管理更新を目指す！学童保育セミナー」では、
保育業界の最新の時流を踏まえて、保育事業者が学童保育事業に参入する意義や実際に委託・指定を受けるために大切な考え方や具体的な手法まで丁寧にお伝えします。
【経営者の皆様にこそお伝えしたいセミナーの注目ポイント！】
・公募選定を勝ち取る為に必要な準備の進め方
・法人の魅力を提案書に反映させる方法
・わかりやすく伝える提案書の作り方
・選定されている事業者の提案書の内容
・プレゼンテーション準備の進め方
☑法人全体として安定した運営にするために、次なる一手を考えたい
☑園児を法人として長期的に見守りたい
☑地域になくてはならない法人となりたい
☑学童保育事業が気になっていた
☑公募に参加する際の注意点やコツを知りたい
上記に 1つでも当てはまる経営者の皆様はぜひご参加ください！
【開催日程】
① 2024/05/30（木) 13:00～15:00＠Zoom
② 2024/06/05（水) 13:00～15:00＠Zoom
③ 2024/06/11（火) 13:00～15:00＠Zoom
④ 2024/06/17（月) 13:00～15:00＠Zoom
【参加料金】
・一般価格 10,000 円 （税込 11,000 円）/ 一名様
・会員価格 8,000 円 （税込 8,800 円）/ 一名様
