2024年度入園に向けた園児募集、順調ですか?
いつも コラムをご覧いただきありがとうございます。
船井総合研究所 子育て支援部の児玉です。
まだまだ暑い日が続きますが、少しずつ秋の気配を感じる時期となりました。運動会の練習や準備が佳境を迎えている園も多いかと思いますが、「来年度の園児募集」は皆さま順調に進んでいらっしゃいますか?
0歳児は児童数・利用率ともに減少・低下傾向
9月にこども家庭庁が発表した「保育所等関連状況取りまとめ(令和5年4月1日)」によると、保育所等を利用する児童数は前年比1.3万人の減少で、特に0歳児は約9千人も減少しています。
ニュースでも出生数80万人割れが話題になりましたが、こどもが減っているだけではなく、利用率も低下傾向にあり、他の年齢と比べても減少幅が大きくなっています。
ご存じの通り、「0歳児」は補助金単価が高い一方で、配置する職員数も多くなりますので、収支に大きな影響を与えます。特に定員のうち 0歳児の占める割合が相対的に大きい小規模保育所や企業主導型保育所にとっては死活問題になっています。
定員充足率が高い園と低い園、同地域内でも進む二極化
認可保育園等の定員充足率は令和5年4月1日時点で89.1%、企業主導型保育事業の定員充足率は69.7%で (企業主導型保育所については 直近3年間の4月時点の数値としては最も高くなりましたが)なかなか厳しい数字となっております。
ただ 我々がコンサルティングや、セミナーを実施していて体感的にも、また 実際に数字を見ていても感じるのは平均的に定員充足率が下がるのではなく、人気園は周りの園に空きが多くても 充足率100%超(弾力運用適用園の場合)ですし、苦戦されている園は 定員充足率が半分程度‥という場合も少なくありません。
つまり、この少子化や利用率の低下はすべての事業者にとって 経営に大きな打撃を与える話というわけではなく、定員充足率の高い園(人気園)とそうでない園の二極化がますます進み、淘汰されていく時代に入ったと言えるでしょう。
人口減少の進む青森県で 定員12名中0歳児5名の入園を実現
定員が十分充足するか、園がこれからも存続しうるかどうかは、地域の人口減少の進行や待機児童の状況と必ずしも比例しません。
実際に弊社がコンサルティングをさせて頂いている園は、人口減少が特に著しい地方や島嶼部も多いですが、厳しい環境の中でも地域一番園として選ばれ続けている園が多いです。
その一つが青森県青森市にある企業主導型保育事業 太陽のパダワン(定員12名)です。
青森県は、全国の都道府県の中でも人口減少率ワースト2位、県内の待機児童数は8年連続0名、近隣の認可保育園も空き枠が多数という 条件的にはなかなか厳しいエリアの一つですが、0歳児5名を含む11名/12名の園児が在籍しています。
2021年6月に開園した当初は園児数2名という厳しいスタートでしたが、保育内容の充実とともに 園児募集活動に注力し続けた結果、知名度も満足度も向上し、多くの人に支持される人気園となっています。
今年11月に企業主導型保育事業 太陽のパダワン 森氏をゲスト講師としてお招きしたセミナーを東京・大阪で開催
株式会社 サンライズモータース ウェルフェア事業部 部長 兼 企業主導型保育事業 太陽のパダワン 副園長を務める森氏をゲスト講師としてお招きし、東京・大阪それぞれ1会場限定でセミナーを開催いたします。
・認可や定員の多い園に人気が集中し、園児が集まらない
・園見学の申込や問い合わせが少ない
・定員割れが慢性的に起きている
・少子化が進み、将来的な園の運営安定化が不安
このようなお悩みを抱える園の皆さまにぜひご参加いただきたいセミナーです。
(企業主導型保育園を運営する皆さまはもちろん、認可保育園や小規模保育園を運営する方々にとっても有意義なセミナーになるかと存じます)
【開催日程】
①2023/11/1(水) 13:00~16:30@船井総研 東京本社
②2023/11/13(月) 13:00~16:30@船井総研 大阪本社
【参加料金】
・一般価格 30,000 円 (税込 33,000 円)/ 一名様
・会員価格 24,000 円 (税込 26,400 円)/ 一名様
【セミナー詳細】
詳細は、こちらからご確認いただけます。
https://www.funaisoken.co.jp/seminar/105440
ぜひお申込みくださいませ。