配置基準見直し?新基準に対応するための採用体制づくり
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配置基準見直し?新基準に対応するための採用体制づくり
いつもお読みいただきありがとうございます。
株式会社船井総合研究所の菊地でございます。
6月入り、2023年も半分が過ぎようとしています。
園ではやっと園児も職員も落ち着いたころでしょうか?
6月はこども家庭庁からの骨太方針の発表があるとされており、経営者の皆さまはこれを機に、またバタバタ動く必要が出てくるかと思います。
本日はその中の1案、配置基準の見直しについてのコラムになります。
新配置基準 案
2023年3月31日に公表された「こども・子育て政策の強化について(試案)~次元の異なる少子化対策の実現に向けて~」では、こども・子育て政策の現状と課題を踏まえた上で、今後3年間で加速化して取り組んでいく政策について述べられています。
参考:https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kodomo_seisaku_kyouka/pdf/kyouka_siryou1.pdf
「具体的には、「社会保障と税の一体改革」以降積み残された1歳児及び4・5歳児の職員配置基準について1歳児は6対1から5対1へ、4・5歳児は 30 対1から 25 対1へと改善するとともに、民間給与動向等を踏まえた保育士等の更なる処遇改善を検討する。」
上記の通り、配置基準を変更する方針が打ち出されています。
おそらく近年大きく報道された、事故や不適切保育の発生が背景にあるものと考えられます。
この新基準を“どのように”実装するか注目されている方も多いのではないでしょうか。
“義務化”か“努力義務化”か
新基準が、“義務化”による年齢別単価の設定になるのか、“努力義務化”による加算の設定になるのかによって採用計画は大きく変わってきます。
今のところ国会での質疑応答においては、「“努力義務化”による加算の設定」の方向性で考えておられるような発言がありました。
“義務化”でなければ無理に採用を進める必要性はありませんが、どちらでも対応できるような、採用ができる体制・導線づくりをし、新基準に備えておくことは必須になります。
次回、6月27日(火)の新時代保育園経営研究会では、「職員採用」をメインテーマに据え、講演・情報交換会を行います。
ゲスト講座では、保育士採用の厳しい23区内で年間100名採用・内定承諾率80%・職員紹介採用40%を実現している株式会社アソシエ・インターナショナル 代表取締役の内山様に、実際の取り組み事例についてお話いただきます。
また、全国の保育事業者様と成功事例の共有・お悩みの相談ができる情報交換会の時間を設けております。
・業界の時流、最新情報が知りたい
・成功した企業に直接話を聞きたい
・業界内の横のつながりがほしい
上記あてはまる方は是非ご参加ください。
《無料ご参加条件》
・本研究会に過去ご参加された経験のない企業様
・経営者様、経営幹部の皆様
※ご参加は1回限りです。事業の経営判断ができる方がご参加ください。
【6月27日(火)当日のプログラム】
10:30~11:00 『事前ガイダンス』
11:00~11:20 『開会のご挨拶・業界時流講座』
講師:船井総研 吉田 健人
11:20~12:20 『今保育士採用に必要な考え方とは』
講師:株式会社アソシエ・インターナショナル
代表取締役 内山 恵介氏
12:20~13:20 昼食・休憩時間
(昼食はこちらでご用意させていただきます)
13:20~14:00 『船井総研講座(職員採用)』
講師:船井総研 永田屋 悠人
14:00~16:00 『情報交換会』
16:00~16:30 『まとめ講座』
16:30~17:00 『事後ガイダンス』
6月27日(火)10:30~17:00
新時代保育園経営研究会のご案内
今回のコラムでお伝えした、新配置基準に対応しうる採用体制づくりのため、6月27日の新時代保育園経営研究会では「職員採用」をメインテーマに据え、講演・情報交換会を行います。
・最新の保育事業の動向やノウハウを知りたい経営者様
・成功している他園の事例を知りたい経営者様
・全国の保育施設を有する法人様同士で情報交換や意見交換をしたい経営者様
・切磋琢磨しながらお互いを高め合えるつながりを求めている経営者様
・保育事業の継続的な発展と成長を考えている経営者様
日時:06月27日(火)10:30~17:00
場所:船井総合研究所 東京本社
ご参加費:初回無料
※ご招待でのご参加は、1法人につき1回2名様までとさせていただきます
※途中参加、途中退席はご遠慮いただいております