【今年の監査は大丈夫?】企業主導型保育事業者の皆様必見!令和5年度の監査における変更点

2023年5月19日配信

テーマ:
企業主導型保育

【今年の監査は大丈夫?】企業主導型保育事業者の皆様必見!令和5年度の監査における変更点

いつもメルマガをお読みいただきありがとうございます。
株式会社船井総合研究所の米倉でございます。

新年度が開始して1か月経ち、次第に新入園児・新体制での運営も落ち着いてきた頃ではないでしょうか。

一方で、こども家庭庁の立ち上げ、常勤保育士の定義の議論、小規模保育事業での3歳以上児の受け入れ拡大…などなど、保育業界全体に向けた内容はさることながら、
企業主導型保育事業においても、令和4年度の完了報告の案内や今年度の監査基準の公表などといったお知らせが日々皆様の元に届いているかと存じます。

そこで今回は、「今年度の監査基準の公表」を取り上げ、
昨年度の監査基準からの変更点や、重点ポイントについてお伝えいたします。

令和5年度における監査はどう変わる?

今年、令和5年度の監査の重点事項を見ると、
「保育の安全」「適正で確実な運営」がキーワードになります。

「保育の安全」につきましては、昨年度の事故を受けて園バスへの安全装置設置が義務化になったこともございます。
この他、午睡中チェック、園外活動での安全確認や園児の所在把握、不適切保育防止など園での生活全般における安全管理に対するチェックが厳しくなるようです。

また、保育園の開所時間や配置、児童の欠席基準に対するチェックが厳しくなることが予測されます。
基本的には
①保育士の配置基準を守る
(特に児童の「現員」数で計算することは四捨五入・切り捨てに注意。)
② 「出席」とみなされる欠席理由の把握
(病欠、災害欠は「出席」としてカウントできます。)

といった内容をしっかり理解し、遵守していれば問題ございませんが、
もし「大丈夫かな?」「これは認められるのか?」と疑問を感じた場合は、
個別の状況も異なりますので、児童育成協会に直接お問合せいただくことが確実です。

令和5年度 監査基準の重要事項

以下に、今年度の監査基準の重要事項の抜粋を掲載します。

◆適正な保育内容の確保
・適切な保育が提供されるよう職員の質の向上を図るための研修を実施するなどの取組みがなされているか。
◆利用児童の安全の確保
・睡眠中の事故防止について、年齢に即した適切な時間間隔で一人ひとりの児童の呼吸確認等を確実に行っているか。
・施設外で活動を行う際、出発時や帰園時、または自動車での乗車及び降車の際に、点呼などにより、児童の所在を確認しているか。
・不適切な保育を未然に防止するため、定期的に保育の在り方を点検しているか。
◆適正な事業運営の確保
・開所時間帯における保育士等の配置は適正であるか。
・児童の出席日数及び明確な欠席事由が記録されているか。
◆補助金の適正で確実な運用
・利用児童の認定書類が適正に徴取・保存されているか。
・経理規程を定め、これに基づく適正な会計処理が行われているか。また、経理関係書類は適正に作成されているか。

(企業主導型保育事業ポータルサイト「通知」より
https://www.kigyounaihoiku.jp/grant_top/notification#kansa

上述の項目について、皆様の園では確実にクリアすることができているでしょうか?

この他にも、今年度の監査指導基準では、
・病児保育について、受講可能な研修がある場合は受講するように勧める。
・保育補助者雇上強化加算や処遇改善加算IIの対象者が研修を受講しているか
・保護者に対し、安全計画に基づく取組の内容等について周知されているか。
・小口現金について、経理に関する規定に限度額を定めているか
といった点が変更・追記されています。

「うちの園は大丈夫」ではなく、
「本当に大丈夫か?」と石橋を叩いて渡る以上の注意深さで
今一度ご確認いただければと思います。

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