全職員の意識を上げる3つの質問

2022年10月14日配信

テーマ:
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全職員の意識を上げる3つの質問

皆様
いつも保育園経営.com のコラムをご愛読いただきましてありがとうございます。
船井総合研究所の菅野 瑛大(かんの あきひろ)です。
 

あなたは何者か?

 
以前、本コラムにて職員の皆様に「あなたの職業は何ですか?」という質問をしてみてください。
と、お伝えしました。実践していただけたでしょうか。
8割は「保育士、幼稚園教諭、看護師、保育補助、栄養士・調理師」と回答したでしょう。
経営者の皆様は“正解”を示すことはできましたか?
【保育士等=職種≠職業=法人/団体職員・会社員・公務員等】
が正解です。
 
そして、これの意味をしっかりとお伝え出来ましたか?
上述の式を伝えることが重要なのではなく、これが何を指しているかを理解していただくことが本質問の目的です。
 
この問答から伝えたいことは、“保育に従事する前に、組織に従属している”ということです。
自らが所属する組織があるからこそ、自分の職種(≒資格)が活かせるし、
様々なことに低リスクで挑戦もできる環境であることをお伝えしていますでしょうか。
 

お客様よりも視座高く

 
次の質問は「あなたの勤める園はどの制度のもとに運営されていますか?」です。
保育園認可/認可外・幼稚園・認定こども園等々・・・。
 
多くの職員はこの違いはしっかりと自分達でも理解はできているでしょう。
それでは、認可保育所においても認可と地域型の違い、幼稚園でも私学助成と施設型給付の違い等は理解していますでしょうか。
 
仮にこれを「そんなに大事?」と思う方がいらっしゃる場合は要注意です。
車屋さんに行って、普通自動車と軽自動車、ガソリン車とディーゼル車の違いは判りません。
トヨタもレクサスも同じ車です!ノア・ステップワゴン・セレナはどれも同じような車です。
と言われたら皆様どう思いますか?
 
お客様(保護者・園児)にとっては、わかりにくい・見えにくい細部があっても、
提供者側はそうであってはなりません。
これを理解していなければ、制度事業である保幼こ施設で働くうえで、
重大な違反を犯しかねません。
 
経営の守りを考えるうえでも、これを意識してもらうことは重要なのです。
 

資格名=仕事名の罠

 
最後に「保育士、幼稚園教諭、看護師、保育補助、栄養士・調理師…は何のプロ?」
と、ご質問してみてください。
期待する回答は、例えば保育士では「養護と教育、発達支援のプロです」ではありません。
もちろん、こうした学校や資格試験で習うような“お勉強的定義”は知っていて当然です。
しかしここでは、“自分の言葉で説明できるか”が最も重要であり、
それが“勤めている法人・園の方針に即したものになっているか”ポイントです。
 
世間一般的にもこの業界の仕事は、イメージがつきやすいため、
家族友人等に自分の仕事を説明する際は、その資格や職種名を言えば、
なんとなく伝わります。
 
ところが、そのせいで、自分が何のプロであるかを説明することができなくなり、
世間一般が思っているよりも高度であったり、高付加価値の仕事をしているが、
伝わらない(そもそも伝えていない)という状況に陥っています。
 
気付けば、自分たちで社会的地位を上げることができる機会を逸していた、とも言えます。
 

これもまた鏡

 
最後に、本コラムを読んで「先生たちに問いをして、考えさせよう!」と思った経営者の皆様ありがとうございます。
ぜひ、早速実践してください。
 
しかし、これに“答えられない”ときに、どのように考えるかが重要です。
「ダメだな・・・」と思ってしまうのか「なぜわからないのか」となるのか。
 
前者についてはあえて触れませんが、後者の解に至った場合、
その“なぜ”を考えてみてください。
この3つの質問への解が、各法人様の言葉で経営者の皆様が示すことができるか、
それを伝えて、伝わるか。
 
全職員の意識を上がる3つの質問の効果は、ここで決まります。
 

保育人財育成連動型 評価制度構築セミナー

 

保育人財育成連動型 評価制度構築セミナー

 
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・会員価格  8,000円 (税込 8,800円)/ 一名様

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