【企業主導型保育事業者向け】入園までの保護者の行動を踏まえた園児募集

【企業主導型保育事業者向け】入園までの保護者の行動を踏まえた園児募集

いつもお読みいただきありがとうございます。
株式会社船井総合研究所の塚本でございます。
 
厳しい暑さが続いておりますが、皆様いかがお過ごしですか。
昨年度末に一気に園児が卒園して、しばらく定員充足率が低かったものの、この夏や間もなく迎える秋にかけて徐々に充足の兆しが見えてきた、という園も多いのではないでしょうか。
 
一方で、期中で充足するのではなく4月から満定員を達成し、安定した運営を目指したいという方も多くいらっしゃるかと思います。
 
・今年の4月は満定員スタートできなかった…
・園児がうまく集まらず赤字続き…
・近所の認可保育所は人気なのに…やはり企業主導型保育園だからダメなのか…?
 
今回は、そのような不安を抱かれている企業主導型保育事業者の方にぜひご一読いただきたい内容となっております。
 
入園までの保護者の一般的な行動を踏まえることで、企業主導型保育園ならではのメリットを活かしながら園児募集を進めることができ、「4月から満定員」という状態を目指すことができるのです。
 

4月・10月時点の定員充足率の比較

 
児童育成協会は3か月に1度、全国にある企業主導型保育園の月次報告状況をもとに、各園の在園児数を公表しています。
 
この4月と10月のデータを比較すると、いかに年度後半にかけて定員が充足していくかが分かります。
下記は、令和3年度 4月と10月に月次報告があった園の定員と在園児数をもとに算出した、
施設における平均充足率と年齢ごとの平均充足率です。
 
<令和3年度 4月>
全施設における平均充足率:65.00%
年齢ごとの平均充足率:0歳児…32.85% 1・2歳児…80.04% 3歳児…61.36% 4・5歳児…47.05%
 
<令和3年度 10月>
全施設における平均充足率:76.04%
年齢ごとの平均充足率:0歳児…86.23% 1・2歳児…85.68% 3歳児…56.70% 4・5歳児…44.57%
 
上記数値を見ると、全施設における定員充足率が4月から10月にかけて11.04%上がることが分かります。
年齢別の充足率に着目すると、3・4・5歳児の充足率は10月になるとやや下がる一方で、0・1・2歳児の充足率は高くなります。
特に、0歳児の定員充足率の変化は際立っており、年度初めである4月時点の定員充足率は32.85%ですが、
半年が経過した10月には86.23%まで高まり、期中で徐々に充足していくことが見受けられます。
 
4月に定員を充足させることができないとお悩みの方は、
この結果を見て全国のどの園でも同様の状況であることが分かり、少し安心されるかもしれません。
ただ、どの地域でも少子化が進んでいるにもかかわらず、
4月から満定員を達成している園も令和3年度 4月の月次報告状況によれば3,827園のうち364園あるのです。
 
では、どうすればそのような園と同じように4月から満定員を目指すことができるのでしょうか。
その方法の1つとして、企業主導型保育園ならではのメリットを活かした園児募集スケジュールを立てることが挙げられます。
 

認可保育園の申込時期を踏まえた園児募集スケジュール立てを!

 
企業主導型保育園は認可外保育施設であるがゆえに、入園の際に認可保育園と比較をされてしまったというご経験は多くの事業者様がお持ちだと思われます。
現に、「認可外」という言葉から
 
企業主導型保育園に対してあまり良いイメージを持てず、認可保育園への入園を検討する保護者がまだまだ多いことも事実です。
 
一方で、企業主導型保育園は認可保育園とは異なり自園で入園を受け付けられることが特徴としてあります。
そして、これは同時に大きなメリットでもあるのです。
 
認可保育園は市町村によって入園申込時期が決められています。
つまり、それ以外の時期は保護者の入園を受け付けることができないということになります。
それに比べて企業主導型保育園は、自園で入園を受け付けるため、
年間を通じて保護者にとって良いタイミングで入園申込を行っていただくことができます。
 
ですので、認可保育園への入園を検討する保護者の行動を踏まえた上で、
自園の年間の園児募集スケジュールを立てることにより、認可保育園を検討していた保護者に企業主導型保育園にも興味を持ってもらうことができます。
 
認可保育園へ入園するために保護者が取る行動の一般的な例は下記の通りです。
 
4月~6月:情報収集
7月~9月:園見学
10月~11月:1次申込選考
12月~1月:2次申込選考
2月:園決定
 
上記を踏まえると、例えば保護者が情報収集を始める春先にチラシ配布を実施することで早めに園を認知してもらえたり、
1次申込選考が始まる前に園開放やイベントを実施し、複数回園に足を運んでもらう機会を作ることで、
他の園よりも自園のことをよく理解してもらえ、かつ親しみを感じてもらうことができます。
 
企業主導型保育園におすすめしたい年間を通じた園児募集スケジュールの例は下記の通りです。
 
4月:チラシ配布
5~6月:園開放
7~8月:イベント開催
9月:入園説明会
10月:園開放
11~12月:イベント開催
1月:入園説明会
2~3月:園開放
 
認可保育園の申込時期は市町村によって異なりますので、
園が所在する市町村のものに合わせた園児募集スケジュールを検討することが望ましいです。
 
実際に、定期的な園開放やイベント開催により4月から満定員を達成している園の1つとして、
山梨県甲府市に位置し 歯科医院が運営するつくしんぼ保育園(定員12名)が挙げられます。
 
山梨県甲府市は2015年から7年連続で待機児童が0名であるにもかかわらず、
つくしんぼ保育園は多数のキャンセル待ちが出ており、常に満定員状態となっています。
 
「企業主導型向け 4月から満定員を目指す!園児募集セミナー」では、
そんなつくしんぼ保育園がなぜキャンセル待ちをつくれたのか、
また小規模の企業主導型保育園でも行うことのできる園児募集施策を大公開します!
 
気になる方は、ぜひお申込みください。
 

企業主導型向け 4月から満定員を目指す!園児募集セミナー

 

企業主導型向け 4月から満定員を目指す!園児募集セミナー

 
本日は定員充足率の推移と認可保育園の申込時期を踏まえた上での園児募集スケジュールについてお伝えさせていただきました。
 
「少子化だから」「認可保育所には敵わない」ということで、園児募集を諦めてしまうことはとてももったいないです。
企業主導型保育園だからこその強みを活かして、園児募集を行っていきましょう。
 
「企業主導型向け 4月から満定員を目指す!園児募集セミナー」では、時流解説はもちろん、
山梨県甲府市に位置し 実際に4月から満定員を達成している歯科医院が運営母体のつくしんぼ保育園をゲストとしてお呼びして、
園児募集の取り組み事例についてたっぷりとお話しいただきます。
 
☑今年の4月は満定員でスタートできなかった…
☑園児募集施策を実施しているが、思うように効果が出ない…
☑園児募集施策は既に思いつくだけ実施した…
☑園児がうまく集まらず赤字続き…今すぐにでも園児を増やして収支の改善を図りたい…
☑小規模保育所でどのような特色を打ち出せば良いのか分からない…
 
上記に1つでも当てはまる経営者の皆様はぜひご参加ください!
 
<開催日程>
①2022/09/05(月) 13:00~15:30@船井総研 丸の内オフィス
②2022/09/16 (金) 13:00~15:30@Zoom
③2022/09/20 (火) 13:00~15:30@Zoom
④2022/09/22 (木) 13:00~15:30@Zoom
 
<参加費用>
・一般価格 15,000円 (税込 16,500円)/ 一名様
・会員価格 12,000円 (税込 13,200円)/ 一名様

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