令和4年度企業主導型保育事業補助金実施要綱の主な変更点

2022年6月27日配信

テーマ：: 企業主導型保育

令和4年度企業主導型保育事業補助金実施要綱の主な変更点

企業主導型保育園を運営されている皆様
お世話になっております。
船井総研の岩本です。

ポータルサイトにて令和4年度企業主導型保育事業の要綱が、
5月23に続けで公表されているかと思いますが、皆様ご覧になられたでしょうか。
ご覧になられていない方やもう一度見たいという方は
こちらからご覧いただければと思います。

https://www.kigyounaihoiku.jp/grant_top/notification#yoko
中身を見ると、令和3年度と比べて変更されたのものがいくつかございます。
今回はどのような変更点があったのかお伝えできればと思います。

◆各種単価について

【基本分単価】
令和3年度と比べると若干の減額が予定されております。
こちらは令和３年人事院勧告に伴う国家公務員給与の改定内容が反映される
令和４年度の公定価格に準じて、単価が減額された形になります。
その補填分として処遇改善臨時加算に新しく「単価改定対応部分」が創設されております。
この点については後述しておりますので、ご確認をいただければと思います。

【各種加算単価】
基本分単価と同様に、ほとんどの加算において
令和3年度と比べると若干単価が減額されております。

◆処遇改善臨時加算について

昨年度に適用予定として通知されていたものと比べて大きく変更された点があるため、ご紹介できればと思います。

【適用期間】
昨年度の案内では令和5年3月までの適応を予定しているとされていましたが、
今回適応予定期間が令和4年9月に変更されました。
こちらは認可保育園等に適用されていた
「処遇改善臨時特例交付金」の期間に合わせた形に変更されたと考えられます。
10月以降の分については留意事項等が出ていないため確定ではありませんが、
認可保育園と同様に、基本分単価に含まれていく可能性が高いかと思います。
正しくは正式な発表をお待ちください。

【賃金改善部分・単価改定部分】
処遇改善臨時加算の内訳として2つの項目が創設される予定です。
こちらも認可保育園等の制度に合わせた形であると考えられます。

〇賃金改善部分
職員の賃金改善を目的としたものになります。
昨年度の処遇改善臨時加算がこの部分に該当していると考えていただければよいかと思います。

〇単価改定部分
基本分単価の減額分の補填として創設された費用になります。
昨年度の処遇改善臨時加算とは別に追加されたものと考えていただければよいかと思います。

賃金改善部分、単価改定部分ともに使途制限があり、
職員の処遇の改善に使うことを求められております。