園の提供サービスを考える-教育保育コンテンツ-

2022年4月13日配信

テーマ:
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園の提供サービスを考える-教育保育コンテンツ-

皆様
いつも保育園経営.com のコラムをご愛読いただきましてありがとうございます。
船井総合研究所の菅野 瑛大(かんの あきひろ)です。
新年度が始まり、新入職員&園児が入られて、慣らし保育がもう間もなく終わる頃、
いかがお過ごしでしょうか。

 

今回のコラムでは、園の提供サービスの棚卸と向上についてです。
前回「選ばれる園づくり~選ばれる法人づくり」について解説しました(詳細は下記より)。
https://hoiku-kodomoen.funaisoken.co.jp/?p=7072?argument=yFrCguru&dmai=post-line_067
これまでは、基本的な考え方や視点をお示ししましたが、本コラムでは、
選ばれる園→選ばれる法人となるための具体的なステップの一つを解説します。

 

皆様の園の多くは、稼働率が高く既に「選ばれる園」であろうかと思います。
そうした園は次のステップとして「選ばれ“続ける”園」づくりが必要です。
もちろん、これから選ばれる園を構築していく、という皆様もご参考にしていただけます。

 

1.保育園をどのように選ぶのか

保護者の皆様は、どのように保育園を選んでいるのでしょうか。
以前にご紹介した差別化の8要素から整理します。
 ①立地・・・・・・・・・・自宅―園―職場(や通勤経路)の位置関係
 ②規模・・・・・・・・・・定員(大規模/小規模)
 ③ストアロイヤリティ・・・法人や園等のブランド、歴史
↑戦略的差別化要素↑
↓戦術的差別化要素↓
 ④商品力・・・・・・・・・教育保育力(保育対応や各種コンテンツ)
 ⑤販促力・・・・・・・・・HPやSNS、チラシ、ポスター等の認知レベル
 ⑥接客力・・・・・・・・・保育士をはじめとした職員の対応
 ⑦価格力・・・・・・・・・保育料、各種有料プログラムや課外授業料等
 ⑧固定客化力・・・・・・・自分が通っていた、上のお子さんが通っている/いた
これらが基本となり、一つひとつ細かく見ていくと、「保育園を選んだ理由は何ですか?」
といったアンケートであるような選択肢に分化していきます。
戦略的差別化要素はすぐには変えられないものといわれている一方で、戦術的差別化要素は自らの努力で変えられるものといわれています。

 

後者の内、一番初めにあげられるものが「商品力」です。
保育事業に置き換えれば、職員の皆様の保育力や子育て・保護者支援等に加えて、
教育保育コンテンツがそれにあたります。
本コラムでは、この商品力について深堀していきます。

 

2.教育保育サービスの現状

それでは、教育保育のコンテンツは各園どのようになっているでしょうか。
長く園を運営されている法人や企業主導型保育事業を始め新たな園、様々です。
いずれの園も、たくさんのこだわりのあるコンテンツを行われていますが、
インタビューにて「“うちの園はコレ”という特徴はありますか?」
とおうかがいすると少なくとも半数の園が「○○はしてますけど、特徴はないですね……」
とご回答されるケースが多いです。

 

お話しを聞いた際に、特徴がない園はなく、どこも素晴らしい取り組みをされています。
それでは、なぜ、このようになってしまうのでしょうか。
理由はいくつかありますが、大きくは3つです。

 

・活動に何があるか把握していない
・取り組みがルーティン化されてしまっている
・活動間の連動性を理解していない
3つの理由は非常に密接です。
そもそも、把握していなければ特徴を質問されても具体的に活動をあげることはできません。
理由は、日々のプログラムが日常化されすぎてしまい「作業的」になってしまいます。
その結果、活動の「目的・ねらい」を意識することができなくなり、
活動すべてが園児の成長に繋がっているはずなのに、見えなくなってしまいます。

 

3.コンテンツの整理と理解

このような状況陥らないように、またはここから脱却するためには、
少し俯瞰してみる必要があります。
全ての取り組みについて細かく見ていきたいところではありますが、
まずは、自園の取り組みの要点をつかむための方法を整理します。
Step1:日々の活動の中でも注力していると考えられるものすべてを上げる
※可能な限り多くあげておく
Step2:Step1であげられたものを分類する
Step3:Step2分けたタイプの中での、園としての取り組み優先順位をつける
Step4:優先順位が高いものから、改めて「目的・ねらい」を記載する
Step5:各コンテンツのつながりを整理する
Step6:整理されたものを全職員が理解する

 

本来であればすべての教育保育内容を上記のステップを踏まえて整理すべきですが、
まず、できるところから挑戦していただくことをオススメいたします。

 

4.具体的な取り組み方法のご紹介

上述の具体的にどのようにすべきか、イメージがつかない部分もあろうかと存じます。
そこで、豊富なカリキュラムを導入し、人気の園「りすさんの保育室」から、
眞島美保子様(一般社団法人全国企業主導型保育児連合会・理事)にご登壇いただき、
コンテンツマネジメントに関する取り組み事例をお話しいただきます。
初回は無料でご参加いただけるので、教育保育コンテンツについてお考えの経営者様はぜひご参加ください!

 

5.開催概要

企業主導型保育事業研究会《無料お試し参加受付中》

 

日時:5月12日(木)10:30~17:00
場所:船井総合研究所・東京丸の内本社
ご参加費:初回無料
※新型コロナウイルスの状況によってはweb開催になる可能性もございます。
その際は改めて担当者よりご連絡いたします。
※ご招待でのご参加は、1法人につき1回2名様までとさせていただきます。
※途中参加、途中退席はご遠慮いただいております。

 

▼【重要】お試し参加に係るご確認事項▼
①お試し参加の皆様は「リアル参加」に限定させていただきます。
 ※web開催のみに移行した際には、別途ご案内いたします。
②ご入会について、その場でご判断いただきます。
お試し参加では、本会へのご入会についてご判断頂く場となっております。
今回ご決裁権をお持ちでないお客様がご参加いただく場合、
事前に決裁権者の方にご確認をいただいてから当日ご参加くださいますよう、
ご協力をお願い申し上げます。
③お試し参加の条件
本会の場では会員様に情報や事例等の公開や共有をして頂くケースもあります。
そのため、今回入会なさらない場合、会員様限定の資料等を当日お持ち帰りいただくことが出来なくなっております。 またお試し参加は1社1回2名様までと限定させて頂いております。
ご参加希望の方は5/9(月)までにこちらからお申込みください
(後日、弊社担当よりご連絡させていただきます)
https://www.funaisoken.co.jp/study/029408

 

6.“企業主導型保育事業研究会”とは?

業界革新が目覚しい幼保業界において、成功している先進事例を学ぶ、全国の有志経営者のための勉強会です。前向きな経営者集団の中で、切磋琢磨し、自園の発展を目指します。ぜひ、全国の有志の経営者の皆様と共に、業界を発展させながら、自園を地域にとってなくてはならない施設へと成長させていきませんか?
<研究会の魅力>
①保育業界に特化した勉強会
全国の保育事業者様のサポートをしている業界専門コンサルタントが担当しますので、具体的且つ事例が豊富な勉強会となっております。
②企業主導型保育事業者様限定
企業主導型保育事業を設置・運営(予定)の法人のみが参加できる会となっています。事業特化することで、どこよりも早く、具体的な制度の情報等を共有できます。
③全国の最新事例の宝庫
情報交換会では各テーマ等に分かれ、少人数形式で成功事例・失敗事例を発表し合い、他の経営者様や弊社コンサルタントとの意見交換を行います。全国の最新の事例が集まる場で、すぐに実践可能なノウハウ・情報を集めることができます。
④相談し合える「師と友」づくり
全国の「勉強好きな保育園・幼稚園・こども園」の経営者の先生方の事例を生で聞いて、さらに自園のお悩みも相談していただくことができます。

 

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