保育士が定着するために行うこと

保育士が定着するために行うこと

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(株)船井総合研究所 保育教育福祉支援部の岩本です。

 

さて、今回は以前から保育業界で課題のひとつとしてあげられる「保育士の定着」についてお伝えしていこうと思います。

 

様々な法人とお話させていただく中で、課題のひとつとしてよくあげられるのが「保育士が入職後すぐにやめた」というものです。

 

東京都福祉保健局の調査によると、3年目までに半分以上の方が退職してしまう実態があり、このような状況は、保育の質の確保・向上を図るうえで、ひとつの課題になっています。

 

保育士の離職理由の上位には、もちろん給与も退職理由の上位に上がるものですが、もっとも高い退職理由は職場での「人間関係」です。

 

実際に園にお邪魔させていただいてお話を伺って、保育士が定着している園の傾向を見ると、この「人間関係」が良好である園が多い傾向があります。またこうした園は、自然にそのような状態になっている園もありますが、戦略的に「信頼関係を築ける環境の構築」という部分に力を入れている園が多いです。

 

えば、職員間での食事会の実施(現在はコロナ禍で難しい部分もありますが・・・。)や、朝礼等で職員同士の褒めあう文化の醸成。また、「法人内」部活動などを通じた仕事以外の関係性の構築等です。

 

こうしたことに力を入れることは、ただ単純に保育士の定着につながるからだけではありません。
働く職場の雰囲気は、利用している保護者はもちろん、子どもたちにもその雰囲気が伝わります。お子様のことを理解している保育士が長く接していれば、保護者も安心して大切な子どもを預けられることにもつながります。

 

もうひとつ離職理由の上位にあがる給与については、処遇改善等加算や、現在ご対応いただいている保育士等処遇改善臨時交付金等で徐々に上げていくことができています。しかし、助成金収入が、売り上げのほとんどを占める保育事業において、収入上限がほぼ決まっていることから、こうした国の方針以外で給与を上げるには限界はあります。
であるからこそ、給与だけではなく信頼関係を築ける環境を構築することこそが、保育士の定着につながっていくのではないかと考えます。

 

採用コストももちろん削減できますが、なによりも「子ども」や「保護者」のためにも、保育士定着の課題解決に取り組んでみてください。

 

結びに、弊社では保育士の定着や育成をテーマにしたセミナーを開催いたします。
このセミナーにはこうした「信頼関係を築ける環境の構築」に力を入れ、意欲的な人材の定着に成功している法人様にもゲスト講師としてご登壇いただくため、「もっと具体的な取り組みを知りたい!」という方はぜひご参加いただければと思います。

 

最後までお読みいただきありがとうございました!

 

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①保育業界を取り巻く時流
②定着や育成に成功している法人の事例
③保育士が定着するために実施すべきこと
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【開催日時】
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②2022/02/22 (火) 13:00~15:00
③2022/03/03 (木) 13:00~15:00
④2022/03/10 (木) 13:00~15:00

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