令和8年度に向けた採用戦線を乗り切る!保育士採用のポイント
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いつもお読みいただきありがとうございます。
株式会社船井総合研究所の永田屋でございます。
保育業界では、人材確保が年々難しくなっており、多くの経営者様が「職員の質の低下」や「採用費用の高騰」といった課題に直面しています 。
今回は、こうした悩みを解消するためのヒントとして、「自社採用ルート整備」「会える仕組みづくり」についてお話ししたいと思います。
求人票だけでは伝わらない!なぜ採用ミスマッチは起きるのか?
「求人を出しても応募が来ない」「せっかく採用してもすぐに辞めてしまう」といった経験をされている経営者の方は多いのではないでしょうか。その原因は、求人票の情報だけで園の魅力や雰囲気を伝えきれていないことにあるかもしれません。
求人媒体や人材紹介会社に掲載する求人票は、どうしても待遇や勤務時間といった形式的な情報が中心になりがちです。しかし、職員が本当に知りたいのは、「どんな想いで保育をしているのか」「職場の人間関係はどうか」「自分の成長はどこにあるのか」といった、園の”内側”にある情報です。
こうした情報が伝わらないまま採用が進むと、入職後に「思っていたのと違う」というギャップが生まれ、早期離職につながってしまいます
。これは、採用にかけた時間や費用だけでなく、何よりも大切な人材を失うことになり、園にとっても職員にとっても大きな損失です 。
採用コストを抑え、質の高い人材を確保する「自社採用ルート」とは?
では、どうすればこのミスマッチを防ぎ、園の想いに共感してくれる人材と出会えるのでしょうか?その鍵となるのが、「自社採用ルートの整備」です。
これは、高額な広告費を払う求人媒体や紹介会社に頼るのではなく、園のホームページやブログ、SNSなどを活用して、園の魅力を直接求職者に届ける仕組みです 。
たとえば、日々の保育の様子や、園の理念を伝えるブログ記事、職員のインタビューを掲載した動画などを定期的に発信することで、求職者は「この園で働きたい!」という気持ちを抱きやすくなります。これにより、形式的な情報だけでなく、園の雰囲気を事前に知ることができるため、入職後のギャップが減り、定着率の向上にもつながるのです
。
「会える」機会がミスマッチを防ぐ
さらに、求人活動の早い段階で、求職者と園が直接「会える」機会を意図的に設けることも有効です 。
具体的には、園見学や個別相談会はもちろん、オンライン説明会やインターンシップなどを活用することで、求職者は実際の保育現場の雰囲気や人間関係を肌で感じることができます 。
これにより、入職前に「この園で働きたい」という確信を持ってもらうことができ、お互いにとって納得のいく採用が実現します。
採用・定着は「園づくり」そのもの


「自社採用ルート」の整備は、単なる採用手法の変更ではありません。園の魅力や想いを言語化し、発信していくことは、結果として「職員がイキイキと働ける園づくり」にもつながります 。
職員が誇りを持って働ける環境は、質の高い保育を生み出し、それがさらに園のブランド力を高め、結果的に優秀な人材が集まってくるという好循環が生まれます 。採用活動は、園の未来を創るための重要な経営戦略なのです。
今回お話しした「自社採用ルート」の具体的な作り方や、「入職待ち」ができるほどの採用に成功している事例について、より詳しく学びたいと思いませんか?
保育専門で累計1,000社以上をサポートしてきた船井総研が、「入職待ちができる事業開発と人材マネジメント事例」をテーマに、特別セミナーを開催します 。
本セミナーでは、具体的な成功事例を交えながら、明日から実践できる「自社採用ルート」の整備や、職員が長く働きたくなる園づくりのポイントを徹底解説します。
採用コストの高騰、応募者の減少、早期離職といった課題を解決し、安定した人材確保を実現するための具体的なヒントが得られるはずです。
ご興味のある方は、ぜひこの機会にご参加ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。