入園率を劇的に上げる!説明会後の「ひと手間」で差をつけるフォローアップ術
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いつもお読みいただきありがとうございます。
株式会社船井総合研究所の塚本でございます。
まだまだ暑い日が続きますが、まもなく次年度の入園申し込みが始まる時期です。
園児募集は、入園申し込みの時期から始めても遅いケースが多く、
今のうちから入園説明会を開催し、事後のフォローまで行うことが重要です。
本日は、入園説明会の事後フォローによって入園率を高める方法についてお伝えします。
入園率を左右する!説明会当日の秘策
入園率を高めるためには、入園説明会終了後の保護者の行動を予測し、その後の「追跡」を可能にするための準備が不可欠です。
まず、一つ目の準備物は、お土産になる園の説明資料です。
当日の説明内容を印刷したものや、園の概要・保育方針・特徴などが一目でわかる、デザイン性の高いパンフレットなどを用意しましょう。
保護者は、自宅に帰ってから改めて資料を見直し、家族と相談します。その際に、「この園は魅力的だ」と思ってもらえるような、充実した内容の資料を渡すことが重要です。
そして、もう一つ、非常に重要なのがアンケートの準備です。
このアンケートは、単に感想をもらうためだけではありません。アンケート内に、入園確度(入園の希望度合い、他園との検討状況など)や、連絡先(電話番号、メールアドレス)を収集できる項目を設けてください。これにより、説明会終了後、熱心に入園を検討している保護者を明確に把握し、その後の個別フォローを可能にすることができます。また、このアンケートは、「今後の連絡を希望するか」という項目を設け、同意を得た上で連絡先をいただくようにしましょう。
集めて終わりにしない!「入園」に繋がる連絡先の活用法
アンケートなどで連絡先を取得したら、「熱意が冷めないうちに」、そして「忘れられないように」、継続的なアプローチを行うことが入園率向上に繋がります。
具体的な活用例は
以下の通りです。
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説明会当日~翌日: まずは、参加していただいたことへの感謝を伝えるメールを送付します。「本日はお忙しい中、説明会にご参加いただきありがとうございました」といったシンプルな内容で構わないので、スピード感を持って送ると好印象です。
1ヶ月以内: 園庭開放や体験会など、次のイベントを告知します。説明会だけでは伝えきれなかった園の雰囲気や、保育者との関わりを実際に体験してもらうことで、入園への意欲をさらに高めてもらう狙いです。
保育所申込期間: 保育所の申込期間が始まったら、改めて募集の告知を行います。「いよいよ申し込みの時期となりました」といったメッセージと共に、再度園の魅力や、何かご質問があればいつでもお問い合わせください、といった内容を添えると親切です。
随時: SNSなどを活用して、園での日常の様子を積極的に発信します。子どもたちが笑顔で遊んでいる姿や、季節の行事の様子、給食のメニューなど、保護者が「この園なら安心して預けられる」と感じるような情報を定期的に届けることで、継続的に園への関心を維持してもらいます。
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これらの連絡を効率的に行うためには、園の公式LINEアカウントを作成し、入園説明会の際に登録を促すのが非常に効果的です。LINEであれば、一斉送信で多くの保護者に情報を届けられるだけでなく、個別でのやり取りも可能です。
入園説明会は、園の魅力を伝えるだけでなく、保護者との信頼関係を築くための第一歩です。事後フォローまでを計画的に行うことで、単なる説明会で終わらせず、入園に繋がる貴重な機会へと変えていきましょう。
自園で具体的にどのように進めていけば良いのか、他園ではどんな風に進めているのか、気になる方はぜひこの機会に無料の経営相談をご活用ください。
来年度の良いスタートダッシュを切れるように、今から行動を始めましょう。