【保育業界時流】保育経営者・事業責任者必見!保育の時流は地方都市から見える

いつもメルマガをお読みいただきありがとうございます。
船井総合研究所 子育て支援部の菅野です。

最先端は「東京にある」というのは実はあっているようで、そうではない部分があります。
製品や業界のライフサイクルは、ヒト・モノ・カネ・情報があつまる東京が先行する、
そうしたイメージがあるのではないでしょうか?

だからこそ、保育業界においても、東京の事例は知りたい!見たい!というニーズは多く、
昨年実施させていただいた視察ツアーは多くの皆様にご参加いただき、
さらには、誠に恐縮ながら多数のキャンセル待ちをさせていただくことになりました。

しかし、必ずしも業界ライフサイクルの視点からいくと、東京=最先端ではないのです。
ライフサイクルは、導入期―成長期―成熟期―衰退期のステップがあります。
今、目の前のライフサイクルの中で保育業界は成熟期を迎え、衰退期に入ろうとしています。

新たな時流をつかむためのポイント

保育施設不足・待機児童問題に始まった導入期。
新制度によって施設数・定員数が一気に整備された成長期。
保育所整備が落ち着き、各施設が差別化やサービス強化を図り競争が始まる成熟期。
そして、想定よりも早く進んだ少子化に伴う衰退期に入ろうとしているわけです。
一つの業界ライフサイクルが終わり、次のライフサイクルに向かっているといえます。
次の時流を予測するためには、「何が進んでいるか」をとらえる必要があります。
今回はいくつかあるうちの2つの視点をお伝えします。

<①保育業界の時流の種は地方都市にあり>

時流を詠むポイントの一つに、衰退期に入っている可能性があるところへの着目があります。
保育においてはこれが地方都市なのです。
なぜなら、少子化問題は都心部よりも地方エリアのほうが深刻です。
実際に、全国的に施設数が増加している成長期にあっても、
定員調整等によって保育の量の確保をコントロールし、
新設をしなかった自治体も少なくなかったのです。
今でこそ、新規保育所ができるという機運は全国的にあまり感じられないでしょう。
一方で、地方都市では既知のことでした。

<②保育事業は制度事業、最新の制度の取り組み事例を見る>

そして何よりも、保育事業は自由事業ではなく制度事業です。
制度によって守られるという側面もあれば制限される
その分「予測がしやすい」という利点があります。

新たな制度ができると、ほとんどの事業者の皆様は対応していくでしょう。
発表される前に様々な噂が飛び交いますが、それをどのようにとらえるべきか悩まれるでしょう。
ご存じの方も多いかもしれませんが、例えば、こども家庭庁では、こども政策推進会議やこども家庭審議会をはじめとした、
40以上の審議会・検討会・研究会等が実施されており、すべての議事録や参考資料が公開されています。

ただし、情報が多すぎてどこまでキャッチアップをすべきか悩むことかと思います。
そこで、非常に参考になるのは「試行的事業」を行っている事例を【知る・見る・理解する】ことです。

制度の活用は「福岡」がアツい!

保育業界でホットな新制度の「こども誰でも通園制度」は「福岡市型」という形で、市内30以上の施設で試験実施がされています。
全国的に実施されているこども誰でも通園制度以外にも、福岡市産前・産後ヘルパー派遣事業の他、病児保育の利用料が無償化されたことなども記憶に新しく、インパクトがあったことでしょう。
(福岡市ホームーページ,https://www.city.fukuoka.lg.jp/kosodate/kodomo-kosodate/index.html

こうした最新事例の宝庫となっている福岡を肌で感じていただきたいです。
勿論、保育以外にも様々な政策への取り組みがあります。
これについては次回コラムでご案内させていただきます。

21日は東京で保育関連商品・サービスの情報収集をご予定されている皆様も、
そのまま夜は福岡へ飛んでいただき、ささやかながら情報交換を行う懇親会がございますので、そちらにご参加ください。
そして、最新のサービスの情報と保育経営者様同士のコミュニケーションを通して鉄が熱くなっているうちに、
最新の制度に合わせた事業やこれからの保育施設に求められるブランディングを体現している施設をご覧いただきたいです。

そうすることで、次の時流に「乗るだけ」ではなく、「時流を創っていく」ポジションを築くことができ、
事業が持続的なものに進化・深化していくと考えております。

【11月22日(金)開催】福岡の現地視察ツアーのご案内


福岡で注目の「こども誰でも通園制度」や「産後ケア事業」の現場を、直接視察できる特別なバスツアーを11月に開催します。

本ツアーでは、福岡市で「こども誰でも通園制度」をいち早く導入した社会福祉法人 寿光福祉会様、そして職員育成や園ブランディングに力を入れる社会福祉法人 仁愛会様を訪問します。実際の保育現場や取り組みを見学し、最新の事例を見る貴重な機会です。

特に、保育の質を向上させたい、現場の実態を知りたい、事業展開のヒントを得たい方におすすめです。参加者同士の情報交換の場としても有意義なこのツアー、毎年満員御礼となるため、早めのお申し込みをお勧めします。

【開催日程】
・2024年11月22日(金)
・JR博多駅 9:30集合
・福岡空港 16:00予定

【参加料金】
・一般価格 60,000 円 (税込 66,000 円)/ 一名様
・会員価格 50,000 円 (税込 55,000 円)/ 一名様

【セミナー詳細】
詳細およびお申し込みは、こちらからご確認いただけます。
https://www.funaisoken.co.jp/seminar/119340
お申し込みお待ちしております。

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