【在園児・卒園児延べ44名利用！】幼稚園・保育園・認定こども園が取り組む児童発達支援・放課後等デイサービスの効果とは

2024年9月10日配信

テーマ：: 時流・業界動向ブランディング企業主導型保育児童発達支援事業・放課後等デイサービスセミナー・研究会のご案内

いつもコラムをご覧いただきありがとうございます。
船井総合研究所子育て支援部の児玉です。

本コラムで度々取り上げている「幼稚園・保育園・認定こども園による児童発達支援・放課後等デイサービスの立ち上げ」ですが、ここ1年で非常に多くのお問い合わせをいただいております。お問い合わせの多くは、既に園内で障がいをお持ちのお子さんや特性のあるお子さんへの支援を行っており、さらに支援を充実させたいという想いを持つ園からのものです。

では、実際に幼稚園・保育園・認定こども園が児童発達支援・放課後等デイサービスを立ち上げると、どのような相乗効果が期待できるのでしょうか。本日は、令和元年に児童発達支援・放課後等デイサービス「うめっこスポーツ」を立ち上げ、在園児・卒園児延べ44名を受け入れている社会福祉法人梅花福祉会様の取り組みをご紹介します。

「地域で頼みにされる社会福祉法人になりたい」と考えていた頃に知った児童発達支援・放課後等デイサービス

社会福祉法人梅花福祉会様は、埼玉県本庄市で幼保連携型認定こども園や放課後児童クラブ等を運営されています。少子化が進む中、「地域で頼りにされる社会福祉法人になりたい」と考えていた頃に、当社のセミナーで児童発達支援・放課後等デイサービスを知りました。

梅花福祉会様は、15年以上にわたり園独自のインクルーシブ保育を実施されていましたが、近年では支援が必要なこどもたちが増えており、より手厚く寄り添った支援を行いたいと考えていたそうです。一方で、職員の負担も課題となっており、自分たちで「これだ！」と確信を持ち、立ち上げを決意されました。

児童発達支援・放課後等デイサービスの立ち上げが園の教育内容の見直しのきっかけにも

梅花福祉会様では、運動×学習特化型の「うめっこスポーツ」と、音楽特化型の「うめっこリズム」を運営されていますが、2事業所目の「うめっこリズム」では認定こども園での音楽活動をベースに作られたオリジナル療育を実施しています。

オリジナルのプログラム作りは苦労も多かったようですが、職員の皆さんと改めて各活動の目的や内容を見直したことが、認定こども園の教育・保育内容の見直しのきっかけにもなったようです。

保育・教育・療育に共通する法人の考えの共通項が見え、施設を超えた法人内の連帯感もますます高まったとのことでした。

クラス担任との連携も強化され、延べ44名の在園児・卒園児が利用

施設を超えた法人内の連帯感が高まる中で、「うめっこ」とクラス担任との連携もますます強まっています。特に在園児の様子については、園のクラス担任と児童発達支援管理責任者が密に共有しているようです。

もちろん法人外の園や学校を利用している児童についても積極的な情報共有や連携は図っていらっしゃるようですが、「同僚同士」だからこそ困ったこと、気になったことがあればすぐに連携が取れるというのは法人内ならではの強みのようです。

　また、発達に関する悩みは非常にデリケートで、在園児でも「うめっこ」を利用できるときっともっと成長できるだろうな、と感じるお子さんがまだまだ利用に繋がっていないケースというのはまだまだ多いようですが、そういった時には日常的にお子さんに関わっている園長・担任、そして療育の専門家である児童発達管理責任者・指導が連携し、その家庭やお子さんにあった方法で案内した結果、利用に繋げることができたケースもあったとのことでした。

10月・11月に社会福祉法人梅花福祉会小林氏をゲスト講師としてお招きしたセミナーを東京・大阪で開催

本メルマガでご紹介した社会福祉法人梅花福祉会園長の小林崇氏をゲスト講師としてお招きし、東京・大阪の1会場限定でセミナーを開催します。

・既存園で対応しきれない発達障がい児や、グレーゾーンのこどもが増えてきた
・どんなこどもでも受け入れていきたいが、配置できる職員数もあり受け入れに限界がある
・集団活動や午睡が苦手な児童がおり、他の児童も引っ張られてクラスがまとまらない
・近隣に児童発達支援や放課後等デイサービスは増えたが、本当は自分たちで支援をしたい

このようなお悩みを抱える園の皆さまにぜひご参加いただきたいセミナーです。
お申込みお待ちしております。