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船井総合研究所 子育て支援部の児玉です。
8月8日、宮崎県日向灘沖を震源とする地震が発生し、「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」が発表されました。まずは、被災された皆さまに心よりお見舞いを申し上げるとともに、一日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。
今回初めて発表された「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」は、「新たな大規模地震の発生可能性が『平常時と比べて相対的に高まっている』と考えられます。」との発表でした。
幸いにも期間中の大地震は発生せず 発表は終了しましたが、今回の地震に限らず、災害や事故が報道された際は、他人事と思わず、自園の再チェックの機会と捉え、園児の安全、職員の安全、ひいては園の安定の為にも普段なかなか機会のないチェックするべき項目を弊社でもリストアップさせていただきました。
既に保育園では義務化されている各園のBCP:事業継続計画も併せて確認・読んでみる機会としていただけると皆様の安全・今後の安定へ資するかと思いますので、是非一度、各々ご点検いただければと思います。
今日今すぐチェックできる項目
「今日すぐ出来るチェック項目」では、思い立ったその日すぐに出来る事をまとめています。ざっと確認できることだけでも、まずはチェックをしてみましょう!
・職員・保護者の連絡網の確認
・職員の参集体制の整理
・保護者への連絡体制の確認
・災害備蓄の確認
・鍵の保管場所と数の確認
・ライフライン切断時の対応確認
・園・避難所へのルートのハザードマップ情報の再確認 など
※完全版は、解説とともに無料レポートに掲載しています。ぜひダウンロードし、内容をご確認ください。
タイミングを見て、通常の避難訓練に+αの訓練を
毎月の計画されている避難訓練に 次のような内容を含められると、非常時にも冷静な判断が取りやすくなります。
・非常時レシピの調理訓練
・園児も一緒に非常時レシピを食べる訓練
・緊急連絡の訓練
・園児と一緒に避難所までの徒歩訓練
折りを見て、BCPや災害時マニュアル・フローチャートの見直しも
BCPや災害時マニュアルなどは、時代と共にやるべき事が変わっていきます。新しく導入した器具や備蓄の記載、
利用法はもちろん、避難訓練時や普段の気づき、自治体やメディア、我々のような会社/団体が発信する保育関連情報を
目にした際に感じた事などで最新の対応に更新することは有用です。
マニュアルの再整備まで行うと大変ですが、メモ書きを加えるだけでもいざという時への備えとなります。
また、別の人の視点での気づきなどもありますので、広く職員の意見を聞く体制も重要です
こういった意見は、箇条書きやメモ書きでも良いので残しておいて、数年に一度でもマニュアルなどを再整備するときの参考意見としてきっちりと残しておくだけで、職員の気づきを反映させる事にも繋がりますし、現場が意見を言える環境は職員の意識向上にも重要です。
以上、今日すぐ出来る項目が中心ですが、必要な事柄をまとめさせていただきました。普段から気を配っておられる事が中心かと思いますが、災害対策は「抜け漏れ」なく行う事が重要です。
ぜひ下記ダウンロードレポートと合わせて、ご確認ください。
【最新無料レポート公開】「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」をきっかけに幼稚園・保育園・認定こども園等で見直していただきたい地震対策
宮崎県日向灘沖地震の発生を受けて、「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」が初めて発表されました。
改めて災害対策等を見直されているところとは存じますが、災害対策は「抜け漏れ」なく行う事が重要です。
今回の発表を機に不安な思いをされた園も多いかと存じますが、園の災害対策の一助になればと思い、本レポートを緊急で発行させていただきました。