保育園・こども園での働き方改革のポイント

2024年8月2日配信

テーマ:
働き方改革

いつも コラムをご覧いただきありがとうございます。
船井総合研究所 子育て支援部の岩本です。

以前保育園の働き方改革をテーマに、下記のコラムを作成させていただきましたが、
皆様お読みいただきましたでしょうか。
https://hoiku-kodomoen.funaisoken.co.jp/column/category-nursery-post-10114/上記のコラムでは社会福祉法人子育ての里福祉会 様の働き方改革の事例についてお伝えさせていただきましたが、
本コラムでは皆様の園で業務改善を具体的に行うポイントついて、
お伝えできればと思います。

Point① 課題の発見

業務改善をするにあたってやみくもになっても、効果的な成果は得られません。

見当違いな改善をしてしまうと、保育の質が下がってしまったり、改善をした結果逆に業務が圧迫されてしまったり、施策が机上の空論になってしまうこともあります。

園にはどんな課題があるのか、その課題はなぜ発生しているか、きちんと整理していくことが、業務改善を行う上ではまず重要になります。

前回コラムでご紹介した子育ての里福祉会様は、一番最初はアンケートによる調査を実施していましたが、それ以外にも会議による課題の抽出方法もございます。

それぞれメリットデメリットがございますので、園に合う調査方式を採用してください。

Point② トップが旗を振り、職員主体で取り組む

働き方改革がうまくいく園では「トップが旗を振り」つつ、「職員一人ひとりが同じ方向・目標に向かって一致団結」できておりました。

一方で、組織として一致団結した体制が取れないと、具体的にいえば、理事長や園長がメインで行うような場合は、満足のいかない結果になることが多いです。現場の協力が得られにくいためになります。

園の業務改善に取り組む際には、「職員主体で取り組める」体制を整備していただくようお願いします。

具体的には、
①方針の共有
②職員の意見を取り組みに反映する
こうした体制整備を行えた法人はうまく働き方改革を実行できておりました。

①は法人として力を入れたい取り組みであることを周知して重要度を上げる試み
②は実際に自分たちの意見が反映されると意識づけして主体性を高める取り組みになります。

Point③ 目的と照らし合わせる

そのような体制で、課題のある業務が発見できたら、改善を検討するにあたって、その業務の業務目的は何なのかをぜひディスカッションしてみてください。

例えば、掲示物の改善を行う場合、ある園では、もともと掲示物に豪華な装飾をしていたのですが、議論の中で掲示物の目的を、保護者へ園の様子を伝えるものと結論付け、装飾を豪華にする必要はないという結論に至りました。

このように目的から改善事項を検討することで、
質の落ちてしまうような改善(改悪と言い換えられるようなもの)を防ぐことができます。

施策検討の際にはぜひそのような視点をもって取り組んでいただければと思います。

まとめ

取材レポートはいかがだったでしょうか。
ご参考になる点も多かったと思います。

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本セミナーでお伝えする全国の保育園・こども園の業務改善優良事例
①課題発見方法(アンケート・会議)
②職員周知のポイント
③働き方改革チーム結成のポイント
④改善案を検討する上でのポイント
⑤書類業務の見直し事例
⑥職員会議の短縮事例
⑦行事内容の見直し事例
⑧制作物の見直し事例
⑨職務分掌の作成事例
⑩工程表の作成事例
⑪定型業務マニュアルの作成事例
⑫ICTの活用事例
⑬AI活用事例
⑭ヘルプボードの活用事例
⑮休憩時間確保のための取り組み事例
⑯保育補助の活用事例
⑰ペーパーレス化事例
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東京ミッドタウン八重洲 八重洲セントラルタワー35F
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第3講座:成功事例に学ぶ!保育園の業務改善の実践ポイント
第4講座:明日から実践すること

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