保育園経営の未来を拓く!多角化・多機能化の具体例と経営におけるメリット
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船井総合研究所 子育て支援部の児玉です。
家族や地域が担ってきた役割が薄れる中で、幼稚園・保育園・こども園には今 新たな支援ニーズへの対応が求められています。しかし、既存のリソース(人・場所・補助金)だけで 新たなニーズに応えようとすると、ますます疲弊してしまいます。
また、労働集約型産業である幼稚園・保育園・こども園は、76年ぶりの配置基準の改正等もあって ますます人材の確保が困難になっていくことが必至です。
このような変化の激しい時代において、どんな状況にも柔軟に、そして安定感を持って対応できる地域の中核法人となるためには、「多角化・多機能化経営」がカギとなります。
多角化・多機能化の具体例
どのような事業を付加するかは、地域性や法人の目指す方向性でも変わりますが、特に幼稚園・保育園・こども園事業者と相性が良いのは次の事業です。
1. 産後ケアの導入
園が産後ケアを提供することで、子育て支援の幅を広げることができます。産後ケアは、出産直後の母親に対するサポートを提供するものであり、地域のニーズに応える重要なサービスです。
2. 児童発達支援・放課後等デイサービスの併設
園内や近隣に児童発達支援や放課後等デイサービスを併設することで、
発達障害児の支援体制を強化し、地域の子育て支援ネットワークの中核を担うことができます。
3. 高齢者福祉との連携
保育園が高齢者福祉施設と連携することで、世代を超えたコミュニティの形成が可能です。高齢者と子どもたちが触れ合う機会を作ることで、地域全体の絆が深まり、園の役割がさらに重要になります。
多角化・多機能化経営を推進するメリット
多角化・多機能化経営を推進することで、保育園経営者には以下のようなメリットがあります。
1. 経営の安定化
多様なサービスを提供することで、収益の多角化が図れ、経営の安定化に繋がります。特に補助金事業・助成金事業は、国の方針変更の影響を大きく受けます。法人の収益源が複数になることで、一つの事業に依存するリスクが軽減されます。
2. 人材確保の強化
幅広いサービスを提供することで、働き甲斐のある職場環境を作り出し、優秀な人材の確保・定着がしやすくなります。職員にとって魅力的な職場環境を提供することは、園の競争力を高めるために非常に重要です。
3. 地域社会への貢献
多機能化することで、地域社会への貢献度が高まり、地域からの信頼を得ることができます。地域社会に根ざした保育園は、安定した運営が可能となり、地域住民からの支持を得やすくなり、園児募集にも繋がります。
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2024年度は保育園経営にとって変革の年です。切れ目のない支援が求められ、採用・定着の二極化が進む中で、多角化多機能化経営が重要な鍵となります。これを実現することで、保育園経営者は経営の安定化、人材確保の強化、地域社会への貢献を達成できます。
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2024年6月15日(土) 10:00~17:00(昼食付き)
一般 33,000円/人 会員 26,400円/人 ※いずれも税込
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