保育士の定着率が高い園(法人)が実施していること
本日は、タイトルの通り「保育士の定着率が高い園(法人)が実施していること」ということで、お伝えできればと思います。
定着率が高い組織=人が辞めない組織と言い換えることができます。
ただ人が辞めなければいいというわけではなく、
優秀と思う人材に長く働いてもらうことを
望んでいる経営者様がほとんどかと思います。
想像に難くないかと思いますが、人が辞める理由としては
「人間関係」、「給料」、「仕事量」といったことが挙げられます。
アメリカの心理学者であるフレデリック・ハーズバーグ氏の提唱する
ハースバーグの二要因理論に基づくと、
「達成」「承認」「責任」「昇進・向上」といった『動機付け要因』は
仕事の満足につながる要素であり、なくても不満にはならない。
一方、「対人関係」「給与」「福利厚生」「経営方針・管理体制」といった
『衛生要因』は、整っていないと不満につながり、退職につながるとのことです。
やりがいはあるが給与が見合わなければ、
いわゆるやりがいの搾取と言われ職員は辞めてしまいますし、
やりがいが無い場合にも、優秀な人材は他法人や他業界へ流れてしまいます。
当たり前ですが、バランスが大事です。
また、これまで全国の様々な園に、お邪魔させていただいたのですが、
訪問の際に、職員の方々が挨拶をしっかりとしてくださり、
園の雰囲気が明るい法人様では、離職率が低いというルール化ができました。
恐らくそういった雰囲気は、心のゆとりや余裕から生まれてくるもので、
単純に研修を行えばいいというものではないと感じます。
離職率を下げたいという法人様は、やはり職員が余裕をもって
働くことができる環境を整えることが、1つ目のステップになってきます。
4月~6月にかけて「理想の園づくりセミナー」(詳細は後述)を実施しますが
ゲスト講師には、明石市にある和坂こども園の園長を務める林谷様に登壇いただきます。
こちらのこども園では、4年間退職者0という驚くべき結果を打ち出しています。
お話しを伺うと、日々の帳票類の見直しや行事の見直しを働き方改革として行ってきたそうです。働き方改革というのは、一時的に職員の方の負担も増えますし、
保護者からのクレームも発生する可能性が高いです。
実際、和坂こども園様でも保護者の方から、行事に関してお声を頂戴したということでした。
そんな中でも、「普段の保育にしっかり力を入れるため」
「行事で子ども達が過ごしてきた姿を見てほしい」ということを伝え続け、
徐々に理解をいただいたそうです。
特に面白い取組みとして、これまで実施してきた行事を簡素化する代わりに
保護者が保育に参加できる「保育参加」を開始したという点です。
行事を減らすことで、園の魅力が減り、それが入園者数減につながり、
減収になってしまうのでは?と感じる方もいらっしゃるかと思います。
ただ、普段の保育で職員の方々がどのようなことを考え、
どのように我が子に接しているのか知っていただくことで、
安心感につながり、それが良い口コミになっていくように思います。
(良い保育をしていることが前提となりますが…)
現在、コロナをきっかけに行事に関しては簡略化を図っている法人様、
感染拡大が落ち着いたら、元通りにしようと検討なさっている法人様、
それぞれいらっしゃるかと思います。
是非、改めて法人の方針を見つめなおし、行事においては実施内容の
取捨選択をしていただけると良いかと思います。
もちろん、すべてをやめましょうというものでもございません。
まだ、業務効率化において道半ばである、他の法人での事例を聞きたいという方に関しては
是非弊社で開催するセミナーを活用していただき、今後の方針を検討していただければ幸いです。
<オンライン開催>理想の園づくりセミナー
▼申込受付中・詳細は下記バナーをクリック▼
■特別ゲスト
社会福祉法人 和坂福祉会
園長 林谷全晃 氏
■開催日時(4日程より選択いただけます)
2022/04/28 (木) 13:00~15:00
2022/05/16 (月) 13:00~15:00
2022/05/26 (木) 16:00~18:00
2022/06/28 (火) 16:00~18:00
■参加料金
一般価格 15,000円 (税込 16,500円)/ 一名様
会員価格 12,000円 (税込 13,200円)/ 一名様
ここまでお読みくださりありがとうございます。