職員定着を高める「心理的安全性」の高い職場づくり

2025年11月4日配信

テーマ:
採用・育成 働き方改革

いつもお読みいただきありがとうございます。
船井総研の永田屋でございます。

令和7年度も後半に入り、来年度の準備を進めている法人様も多いかと存じます。皆様の園では、来年度の職員の就業意向調査は実施されましたでしょうか。

職員自身も来年度以降のことを考えるタイミングとなりますので、園によっては残念ながら離職者や休職者が多く、安定した園運営に頭を抱えている経営者様もいらっしゃるかもしれません。安定した保育サービスを提供し続けるには、安定した職員体制は不可欠であり、離職防止は経営における最も重要なテーマの一つです。

そこで今回は、職員の定着を格段に高める「心理的安全性の高い職場づくり」について、その重要性と具体的なアプローチをお伝えします。

心理的安全性とは

心理的安全性(Psychological Safety)とは、組織において「自分の考えや気持ちを安心して発言したり、質問や懸念を率直に表明したりしても、拒絶されたり罰せられたりしないと確信できる状態」と定義されます。

職場においては、一般的に以下のようなメリットがあると言われています。

・意見交換の活性化(イノベーションの促進)
・ミスや問題の早期発見・共有(事故防止・リスクマネジメント)
・学習意欲の向上(職員の成長)

職員が安心して長く働くためには、この心理的安全性が職場環境の重要な指標となるのです。

保育の現場における心理的安全性

保育現場においては、しばしば職員の離職の問題が取りざたされます。調査によりますが、全国的には離職率が10%前後で推移しており、特に経験年数が短い職員ほど高い傾向にあることが示されています。職場になじむ前の職員は、特に心理的安全性を持ちにくいことも原因の一つと考えられます。

また、保育の仕事は、明確な「モノ」の商品がなく、職員同士の密なコミュニケーションや連携の上で成り立つ仕事です。そのため、ちょっとした人間関係の摩擦や、失敗を恐れる文化が、様々な場面で心理的安全性を脅かしやすい傾向にあります。裏を返せば、保育の質の向上には、心理的安全性の確保が不可欠なのです。

具体的な心理的安全性の作り方

では、具体的にどのようにして心理的安全性の高い職場を作っていけば良いのでしょうか。鍵となるのは、仕事を「自分ごと」にすることです。

法人の考え方や価値観、それに基づく職場環境は、法人によりさまざまです。しかし、代表など上から一方的に与えられた「他人ごと」として進められる業務と、自分たち職員で作り上げる「自分ごと」として取り組む業務では、結果に大きな差が生まれます。

自分たちが働く職場のことは自分たちで決めるという「自分ごと」にすることで、その浸透度・推進力は格段に上がります。

具体的には、職員プロジェクトなどを通じ、働きやすい環境づくりや保育の質向上について、主体的に職員が関わっていける環境づくりなどが有効です。

〇 継続的な発信による浸透
職員主体で進めることは重要ですが、それを継続・維持する仕組みを作って行くことも同様に重要です。せっかく良い取り組みを始めても、継続できなければ一過性のもので終わってしまいます。

・会議や調整の場:職員プロジェクトの進捗を振り返り、改善点を話し合う。
・研修:心理的安全性に関する理解を深めたり、リーダーシップを育成したりする。
・日常の発信:中心メンバーが日々の成功事例や感謝の気持ちを共有する。

このように、日常の中で浸透していく仕組みが、職員間の一体感や共通の価値観を高め、離職の少ない、心理的安全性の高い職場を築く土台となります。

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職員が安心して働く環境は、質の高い保育を実現する第一歩です。この機会に、貴園の心理的安全性の状態をチェックしてみてはいかがでしょうか。船井総研ではこの度、この「心理的安全性」の取り組みに注力し、離職率ほぼゼロの安定的な職場づくりを実現されている株式会社クアドリフォリオ様にゲストにお越しいただき、セミナーの開催を予定しています。今回の内容を踏まえてご関心のある方は、ぜひこの機会にご参加いただけますと幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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