未就園児の保護者向けイベントの目的

2023年12月6日配信

テーマ:
園児募集

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さて、今年度の募集活動もひと段落し、次は発表会や作品展の準備に向けて忙しくされていることと存じます。
一方で再来年度(2025年度)の募集に向けて準備を進めていかなければいけない時期でもあります。

幼稚園経営、認定こども園経営において外すことが出来ない募集活動の内、特に一連のイベントの目的、ポイントについて解説いたします。

なぜそもそもイベントをする必要があるのか?

そもそもなぜ園児募集のためのイベントをする必要があるのでしょうか?
読者から「園児を集めるために必要だからだ!」とお声が聞こえてきそうですが、まさにその通りです。
何もせず園児が集まるならそれに越したことはありません。

ただ、1回イベントに来たからと言って入園してもらえるわけでありません。
保護者は3年間預ける幼稚園・認定こども園等を可能な限り比較検討して入園を決断します。
とはいえ、保護者も人間ですので、2,3園程度ならまだしも、10,20園も見に行く保護者は少ないと思います。(中にはいるかもしれませんが…)

そのため、限られた競合の中で自園の良さをどのように伝えていくが重要となります。

ただ、一度の説明会やイベントでは十分に園の良さや子どもと先生の関わりを見て、預けることが出来るかを判断することはできません。

そのため、何度か園を訪れて園の良さ(園舎・教職員)を知ってもらうことが未就園児を保護者に持つ保護者を対象としたイベントの目的となります。
この視点を持ってイベント運営に当たる必要があります。
それではこれをどのようにすればいいのでしょうか?

先生方の意識の醸成

運営する教職員が「次の約束を取り付けることが目的」という共通認識を持つことが第一段階として必要です。
お感じの方も多いと思いますが、

・先生方は保護者や子どもに喜んでもらったら満足してしまって、園児募集という視点でイベントを運営することが出来ていないんだよね…

というように、理事長・園長と教職員の皆さんでは、イベントや募集活動に対して認識が異なります。
そのため、まずは口酸っぱく

・このイベントの目的は次のイベントの約束を取り付けること
・その理由は保護者や園児に園の様子を知ってもらうこと

ということを伝え続ける必要があります。

次に重要なのは次のイベントに誘導するためのイベントの仕組みの構築です

次の約束を取り付けることが出来る仕組みを構築

先生方のマインドが整えばほとんど準備は終了ですが、先生が入れ替わるとまたマインドセットからする必要があるため、永続的ではありません。
そのため、イベントの運営の流れの中で次の約束を取り付けることが出来る仕組みを構築することが重要です。
例としては以下のような方法があります。

・出席の段階で次のイベントを案内して、約束を取り付ける
・会の中で保護者と話す中で次のイベントを案内する
・会終了のタイミングでGoogleフォームや紙のアンケートを行い、最後の質問で次回イベントの出欠を聞く
・ポイントカードを作成し、●回参加したら△プレゼント!

以上のような方法があります。
多くの園の場合、受付時点で一度保護者と接点を持つタイミングはありますが、会終了後に保護者と接点を持つ機会を作ることが出来ていないのが現状ではないでしょうか。
会全体の流れとして、会の最後に全員に対して簡易的なアンケートや声掛けで次の約束を取り付けることを意識しましょう。

まとめ

未就園児向けのイベントは次のイベントに誘導すること。
これをまずは理事長・園長自身が納得感をもって先生方にお伝えていただくことが第一段階となります。
その先に、先生と保護者の対応方法について議論する段階となりますが、今回はこの辺りで終わります。
 

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