船井総合研究所の居村です。
願書の受付が終わり来年度の園児数におおよその目途が立ったかと思います。
募集結果はいかがでしたでしょうか?
園児募集の振り返りと今後の対応
普段お世話になっている理事長・園長とお話させていただく中で感じることは、やはり園児募集は非常に厳しい状況にあるという事です。
お付き合いさせていただいている園の内、6,7割の園は昨年よりも園児数が少なくなり、次年度さらに園児数が減少しないような施策を検討しております。
その中でよくお話に上がってくるのが、0~2歳児の保護者に対してどのようにアプローチするのかという手法のお話です。
当然ながらこれらの手法をなくして、園児募集を改善することはできません。
しかし、手法を変えるだけでは大きな変化を生むことは難しく、中長期的に抜本的な解決をすることは難しいです。
そのため、最も重要なことは実現したい教育理念に沿った園づくりとなります。
そこで働く人のマネジメントも当然ながら、ここでは特に園づくりについて触れて参ります。
子ども・保護者にとっていい園とは
幼児教育保育の無償化が2019年10月からスタートし、本年においては各市区町村単位で0~2歳児の無償化(第二子等)もスタートしている地域もあります。
保護者が園を選ぶ際の園同士の金銭的差は縮まっており、【子ども・保護者にとっていい園】が選ばれる時代が到来しています。
これまでの言葉で表現すると、【選ばれる園づくり】がこれまで以上に求められている時代となりました。
では選ばれる園とはどんな園でしょうか?
これまで幼稚園・認定こども園は子どもの成長にとって最も適した環境を整備することが重要視されていました。これからもこの考えが変わることはないでしょう。しかし、次に大事になるのが保護者にとってもいい園であるという点です。保護者にとっていい園とはサービス的な側面(長時間預かり、給食の提供、提供している教育保育の質 等)もありますが、ハードである園舎・園庭づくりも同様です。
教育保育の中身で考えてほしい!という方もいらっしゃると思いますが、第一印象はその園がどのような雰囲気か・園舎か・園庭かという目から入る情報で考えることが一般的ではないでしょうか。
また、これまでの園の長い歴史の中で醸成されてきた教育保育を見学の30分~1時間程度で理解することも(伝える側の能力にもよりますが)難しいことが想像されます。
当たり前ですが私たちは3~5歳児ではないため、その年齢の人間にとって何がいいのかを本当の意味で知り、実現することはできません。
しかし、大人にとってもいい園(居心地がいい園)というのは、自分自身の感覚の問題ですので考えることが出来、実現することが出来るのではないでしょうか。
これを自分自身の感覚だけではなく、園の教育理念と合わせることによって【子ども・保護者にとっていい園】が実現することが出来ます。
とはいえ、どのような場所が居心地がいい園かを0から考えるのは難しいです。
そのため、私たちはこれらを実現された学校法人湖北白ばら幼稚園様の園舎・園庭をみるセミナーを企画させていただきました。
認定こども園・幼稚園視察ツアーのご案内
湖北白ばら幼稚園 理事長 鈴木信人 様は、大人にとっても居心地のいい場所を園で実現することにこだわって、毎年のように園舎・園庭の修繕等を行っています。
また、自身の感覚を磨くためにプライべ―トや仕事で訪れた場所の雰囲気や色合い等を覚えて、設計士や園庭の整備を担当されている方と相談し、環境整備を行っていらっしゃいます。
当日は鈴木様のご講演と園舎・園庭を見て回り、子ども・保護者にとっていい園を実現された園の事例を知ることが出来る機会となっておりますので、
・これから園舎を建て替える方
・園庭づくりを見直したい方
は是非ご参加ください。
ご興味がある方は以下より詳細をご確認ください。
園舎・園庭づくりから考える選ばれる園づくりを実際に見に行きませんか?
12月18日(月)開催
◤園舎・園庭から考える選ばれる園づくり◢を見に行く
毎年のように園舎・園庭の整備を行い、教育保育理念の実現のために投資をし続ける園を視てみませんか?
以下のような方におススメです。
・これから園舎建て替えを検討している方
・園児募集においてできる事はやり切ったが、園児募集が好転せず悩んでいる方
・園庭を見直したいが、どんな園庭がいいかわからない方