新年度に向けて新入職員や若手職員の受入れ&育成準備はできていますか?

2023年3月3日配信

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新年度に向けて新入職員や若手職員の受入れ&育成準備はできていますか?

皆様
いつも保育園経営.com のコラムをご愛読いただきましてありがとうございます。
船井総合研究所の菅野 瑛大(かんの あきひろ)です。
 
3月も折り返しが見え始め、年度末のイベントラッシュと同時に新年度に向けた準備が同時進行されている時期かと思います。
そんな中で、新入園児だけではなく新たな園の仲間も受け入れるタイミングが迫っています。
 
今回は、新卒や入社3年目前後の若手職員のマインドセットや育成に必要なポイントを解説いたします。
 

保育士は保育に従事する前に、組織に従属している

 
全国の保育事業者様と関わらせていただく中で、経営者の皆さまからお伺いしたり、園の先生たちにも直接お話を聞いたりすると、保育士という職種、中でも特に新人は“組織に従属している意識が薄いこと”が、法人への定着に結び付かない課題になっていることがわかりました。
以前もコラムでお伝えしましたが、職員の皆さまに「あなたの職業は何ですか?」という質問をしてみてください。隣のページでも触れていますが、【保育士等=職種≠職業=法人/団体職員・会社員・公務員等】この答えを出すことができる方はとても小数だと思います。自らが所属する組織があるからこそ、自分の職種(≒資格)が活かせるし、様々なことに挑戦もできる環境が用意されていることに中々気づくことができないのです。
 

保育士は何のプロ?

 
また、「保育士、幼稚園教諭、看護師、保育補助、栄養士・調理師…は何のプロ?」といった質問もしてみてください。期待する回答は、、、
 
例えば保育士では「養護と教育、発達支援のプロです」ではありません。
もちろん、こうした学校や資格試験で習うような“お勉強的定義”は知っていて当然です。
しかしここでは、“自分の言葉で説明できるか”が最も重要であり、
それが“勤めている法人・園の方針に即したものになっているか”ポイントです。
世間一般的にもこの業界の仕事は、イメージがつきやすいため、家族友人等に自分の仕事を説明する際は、その資格や職種名を言えば、おおよそ伝わります。
 
ところが、そのせいで、自分が何のプロであるかを説明することができなくなり、世間一般が思っているよりも高度であったり、高付加価値の仕事をしているが、伝わらない(そもそも伝えていない)という状況に陥っています。気付けば、自分たちで社会的地位を上げることができる機会を逸していた、とも言えます。
 

誰かが悪いわけではなく、機会がないことによる弊害

 
こういった問いにうまく回答できないのは、「職員個人のせい」ではありません。
こうしたことは、普段の生活を通してはもちろん、養成校でも学ぶ機会はほとんどないでしょう。
しかし、これらを知らない・わからない状態の新人の育成を現場に任せると、現場にとって大きな負担となります。
育成する側/される側どちらにとっても不幸な状況になります。
さらには新人は定着せず、現場の負担が増えたことで法人にとって貴重な人財である先生まで退職する最悪な事態にもなりかねません。
 

マインドセットの重要性

 
もちろん、園児は待ってくれませんし、保育は止めることができません。
その為、新たに入職された保育士の皆様もすぐに配置に入ることが、現実的には求められます。
しかし、保育以外の「働く基礎」がなければどのように素晴らしい技術を持っていても、十分に活かしきれません。
1日でもよいので、しっかりと「働くことを考える機会」をつくることが重要なのです。
 

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