幼稚園・認定こども園におけるSNSを使った園児募集・採用戦略の最新事例

2022年11月8日配信

テーマ:
園児募集 採用・育成

幼稚園・認定こども園におけるSNSを使った園児募集・採用戦略の最新事例

いつもお読みいただきましてありがとうございます。

船井総合研究所の遠藤めぐみでございます。

 

11月も中旬に入りました。
2022年もあっという間に過ぎ去ろうとしていますね。
そして、各園での来年度園児募集が落ち着く頃かと思います。

 

一方、中途の方々の転職活動は動きが活発になる時期で、
皆様のところにも毎日のように紹介会社様からご案内が届いているのではないでしょうか。

 

例年と比べて、今年の園児募集結果・また採用状況はいかがでしょうか。

さて、過去のメルマガでも何度か「Instagram」や「LINE」などのSNSを取り上げておりますが、最近改めて「SNSの効果ってやはりあるな…」と感じることがありましたので、本日は、直近でのSNS活用事例をお伝えできればと存じます。

Instagram経由で増加する園ホームページへの流入

 

まずは園児募集に関する事例をお話しいたします。
これまでのInstagramは園ホームページの補完のために運用するという側面が大きかったように思います。Instagramを運用している多くの園では、ホームページに「Instagram」のご案内を掲載し、ホームページを見てくださった方々をInstagramに誘導することで、より良く園の様子をお伝えすることに使ってこられたのではないでしょうか。

 

Instagramはホームページよりも簡単に更新ができ、日々の園内の様子をタイムリーに発信できます。つまり、「鮮度の良い情報を」、「大量に」、「費用がかからず」発信できるものといえます。その内容を見て、「Instagramでみた園の雰囲気が素敵で、ぜひ園見学したいです」とお問い合わせをもらうこともあるのではないでしょうか。

 

現在では、従来の「ホームページ」→「Instagram」の動きだけでなく、「Instagram」→「ホームページ」という動きも出てきているようです。

 

最近では「Instagram内でショッピングをする人」、「Instagram内でレストランを探す人」などInstagramを検索エンジンとして活用する動きが増えています。そのため、Instagram内で幼稚園・保育園・こども園の情報を検索したり、子育て情報を検索したり、子育て支援イベントを検索したり…という方々が増加していることが予想されます。

 

実際に、ある園ではInstagram経由で園のホームページへアクセスする人が昨対比2倍程度に増加しています。「ホームページ」→「Instagram」の動きだけでなく、「Instagram」→「ホームページ」の動きを意識して、Instagram内で発見してもらいやすい投稿内容を行うことやホームページなどの誘導先を分かりやすく設定することを実施し、Instagramの効果的な運用を行っていきたいです。

電話でのお問い合わせをしない新卒学生

 

次は採用に関する事例をお話しいたします。

いくつかの園では採用のお問い合わせ用にLINE公式アカウントをつくっています。それらの園では、今年度の園見学者は概ね5~10名となりましたが、ほとんどがLINEからのお問い合せでした。園によっては全員がLINEからお問い合わせしてきたケースもございます。

 

LINE公式アカウントを作成する前までは、学生さんから直接園に電話をしていただき、園見学の調整を行なっていましたが、現在ではお問い合わせがLINEに集約されることとなりました。もちろん、ホームページには電話番号も記載しておりますが…。

 

やはり、今の学生さんからすると「電話をする」というのはハードルが高い行動で、「気軽に質問したい」、「一度見学してみたい」などを伝えるには気が重いのかもしれません。

 

「絶対にこの園で働きたい!」と強いご意志をお持ちの学生さんなら、お電話でもなんでもご連絡をいただけるかと思いますが、「近隣園を何箇所か見学して決めていきたい」という学生さんなら、お問い合わせのしやすい園からご連絡を行なわれることは想像がつきます。

 

「お電話するハードルの高さ」を、園側としても取り除く対策をすることがお問い合わせ数の最大化に繋がるので、LINE公式アカウントをつくる、ホームページにお問い合わせフォームを設置する、園見学申し込みアンケートフォームを設置するなど、工夫をする必要がありそうです。

 

本日のメルマガでは2つの事例をお伝えさせていただきました。
「近隣園が始めているから」、「保護者はSNSをよく使っているから」ということで、「とりあえずやってみよう!」とSNSの運用を始めた園も多かったのですが、
1年以上の運用を続けた結果、しっかり成果に結びついており、「アカウントを開設してよかった」ということを痛感しております。また、このような成果に結びついたのは、様々な工夫・試行錯誤を行って運用を続けた結果であるとも感じます。

 

最近では、Instagramのリール投稿(短い動画がランダムで表示されるもの)を活用して、フォロワーを増やせないか…と画策しておりますので、こちらはまた別の機会でお話しできればと思います!

 

そこで、今一度、このマーケティングに関するノウハウや事例をインプットしていただき、
皆様の園で実践していただければと思い、昨年好評いただいたセミナーを
オンラインにて改めて開催させていただくこととなりました。

 

昨年、東京で開催させていただいたときは、
会場のお席がご用意できなくなるくらいお集まりいただいたセミナーです。
ぜひ、ご都合よければご視聴いただければと思います。

 

【Webセミナー】認定こども園・幼稚園マーケティングセミナー
https://www.funaisoken.co.jp/seminar/095464

【Webセミナー】認定こども園・幼稚園マーケティングセミナーのお知らせ

認定こども園・幼稚園マーケティングセミナー

 

◆本セミナーで学べるポイント
「募集活動において重視すべきこと」
・ホームぺージやSNS、チラシやポスターなど、様々な広報活動があるけれど、
「園児募集において必要なことって結局なに?」が明確になります。

「園児募集で安定して成果を挙げている幼稚園の取り組み事例」
・地域の対象人口が減少していても、毎年安定して募集の成果を挙げられている園の取り組みをご紹介します。

「募集活動を強化させる組織戦略」
・募集活動って結局誰がやるべきなの?募集活動の成果を最大化させるための組織の在り方や役割をお伝えします。

「筋の通った理念やビジョンで「選ばれる理由」が明確に」
・園児募集は「手法」よりも「在り方」が重要です。
自園が存在すべき理由を明確にし、そのメッセージを徹底して保護者に伝えることで、
園児募集の成功確率を高めます。

 

◆セミナー開催日程(全てオンラインでの開催となります)
2023/02/21 (火) 13:00~16:30
2023/03/01 (水) 13:00~16:30
2023/03/09 (木) 13:00~16:30
2023/03/13 (月) 13:00~16:30
※4回とも同様の内容を配信します。ご都合の良い方にご参加ください。

 

◆場所
オンライン開催(PCがあれば全国どこからでも参加いただけます)

 

今回はこちらで以上となります。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

 

株式会社 船井総合研究所
保育教育福祉支援部 教育グループ
遠藤めぐみ

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