【組織マネジメント編】組織が「成果を上げる」ために必要なこと

2022年8月17日配信

テーマ:
採用・育成 働き方改革 ブランディング

【組織マネジメント編】組織が「成果を上げる」ために必要なこと

いつもありがとうございます。
船井総合研究所の島崎です。
 
組織運営はつくづく難しいものだと実感します。
 
私自身、船井総合研究所の中でマネージャーという管理職にあり、
組織マネジメントを日々実践している立場なのですが、
組織は生き物であり、思い通りにいかないものだと痛感します。
 
当然ながら、この組織マネジメントは、
場当たり的に対応するばかりでは上手くいきません。
スポーツなどと同じで、基本となる「型」が確かに存在します。
 
「我流」では結構な確率で 上手くいかない ので、
基本となるフレームワーク=型をベース(土台)としながら、
法人のカラーを上手く織り交ぜていくことが大切だと考えています。
 
本日はその中でも「成果を上げる為に必要なこと」について、
参考となるフレームワークをご紹介しながら
お伝えさせていただきます。
 

「組織の成功循環モデル」を園マネジメントに活用しよう!

 
皆様の中には「組織の成功循環モデル」なるものを、
一度は耳にされたことがある方が
いらっしゃるのではないでしょうか?
 
これは、MIT組織学習センター共同創始者の
ダニエル・キム氏によって提唱された、
組織生成のモデルです。
 
このモデルでは、組織を「4つのファクター」に分解し、
より良い組織へ成長させるためのステップが整理されています。
 
「4つのファクター」は以下です。
 
①結果の質
②行動の質
③思考の質
④関係(性)の質
 
この4つのファクターの質を高めていくためにはどうするか?
ということが整理されています。
 

成果を上げるためには、関係(性)の質を最優先しよう!

 
まず、結論からお伝えしますと、
組織が生み出す「結果の質」を高めるためには、
 
④関係(性)の質を向上させること
 
を起点として、組織開発を進めていくのが良いとされています。
 
この理論の中では、
「グッドサイクル」と「バッドサイクル」が紹介されており、
成果が上がらない組織では「バッドサイクル」に陥っている、
と指摘されています。
 
さて、グッドサイクルでは、
以下の順序で組織開発を進めることで
結果の質が高まるとされています。
 
④関係(性)の質(関係が良好:相互を尊重、結果を認め合う、一緒に考える)
 ↓
③思考の質(良い気づきやアイディアが生まれる、共有される)
 ↓
②行動の質(自発的に行動する)
 ↓
①結果の質(成果が上がる)
 ↓
④関係(生)の質(更に関係が良好に、信頼関係が深まる)
 
一方、以下の順序で組織開発を進めると、「バッドサイクル」となり、成果が出にくくなります。
 
①結果の質(成果が上がらない)
 ↓
④関係(性)の質(対立、押しつけ、命令が増えて、関係性が悪化する)
 ↓
③思考の質(思考力が低下する、受け身で聞く)
 ↓
②行動の質(自発的に行動しない)
 ↓
①結果の質(さらに成果が上がりづらくなる)
 
皆様の組織ではどうでしょうか?
 
「教職員が自発的に動いてくれないんです・・・」
「なかなか良い結果に繋がらなくて・・・」
「しっかり仕事はしてくれるのですが、教職員間の雰囲気があまり良くないんです」
 
このようなお声をお聞きすることも少なくありません。
 
もし、組織の活性化に課題感をお持ちであれば、
この組織の成功循環モデルを参考に、
「関係(性)の質」を向上させることを優先してみませんか?
 
ぜひ、中長期的な視野を持って、
「3年後の組織の成果を最大化」させることを意識して頂ければと思います。

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