『選ばれる園づくり』のために考えたいこと

2022年8月3日配信

テーマ:
ブランディング

『選ばれる園づくり』のために考えたいこと

いつもお読みいただきありがとうございます。
株式会社船井総合研究所 教育グループの高橋叡功(たかはしえいこう)でございます。

2021年の出生数が811,604名と公表され、昨対比約30,000人減となりました。
振り返ってみると、子ども子育て支援新制度が開始された2015年から毎年平均32,000人ほど出生数は減少されていて、このままいくと「出生数70万人時代」の到来も見えてきています。

そんな対象人口が減少している中、当然幼稚園・認定こども園の数は不変であること、そしてこれまでと同様に園児数を獲得していく必要性があることを考えると、これまで以上に『選ばれる園づくり』が必要になってくることは一目瞭然です。

そこで、本日は上記のために何が必要で何から始めるべきかをお伝えしてまいります。

「誰に」「何を」をまず考える

例えば、園児数が伸び悩んでいて、園児募集を改善する施策を検討される際、皆様は何から着手されますでしょうか。
LINE等のSNS運用でしょうか?それともポスティングでしょうか?はたまた未就園児教室強化でしょうか?
答えは全て大切ですが正解ではございません。

上記より前に
・「誰に」対して園の教育保育を提供していきたいか
・「何を」提供していきたいか

についての考えの根幹がまずあったうえで、そちらに沿う形で「どのように」それらを周知して、入園してもらうかという考え方のもとSNS運用や未就園児教室強化が紐づいてくるのかと思います。
さらには、この「誰に」と「何を」を単体ではなくペア考えていくことにより「なぜ」という園としての考え方の根幹に触れることが出来るようになります。

「誰に」「何を」の考え方の根幹に当たるものとは?

では、前項にて言及しましたこの「誰に」「何を」を言語化していく上で軸となるものは何になるでしょうか?

様々な捉え方、考え方はあるかと思いますが、そのうちの1つとして間違いなく
・法人理念
・ミッション

が挙げられます。

法人理念とは「法人としての存在意義」であり、ミッションとは「法人が社会において、成し遂げたいと考える役割や法人活動を規定するもの」と定義することが出来るかと思います。

以前、私のコラムにて上記について詳細お伝えしておりますので、気になる方はこちらをご確認いただけますと幸いです。

改めて、本コラムをお読みの皆様へお聞きしたいのは、以下の3点です。
①皆様の園では上記法人理念及びミッションが理事長先生を筆頭に策定されていますでしょうか?
②① で策定された法人理念及びミッションは園に勤務する全職員に対して浸透されていますでしょうか?
③① で策定された法人理念及びミッションに沿って、冒頭にもありました園児募集施策を検討されていますでしょうか?

是非皆さまの園でも上記をまずご確認いただきたいと思います。
その上で、今後の人口70万人時代に備えて、選ばれる園づくりのための戦略・戦術・戦闘を構築していただきたいと考えております。
本内容に何か1つでも参考になる考えがございましたら幸いです。

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