事業承継のポイント

2022年7月13日配信

テーマ:
事業承継・M&A

事業承継のポイント

いつもありがとうございます。
船井総合研究所の島崎です。

 

コロナ第7波と言われ始めました。
東京でも陽性反応者が1万人を再び超えはじめております。

 

ですが、以前のような「自粛」ではなく、
感染予防等に気を付けながらも「緩和」の方向性のように感じています。

 

日々、大変な思いをされている状況かと思いますが、
園行事はもちろんのこと、通常保育の体制においても、
改めて注意深い対応が必要な局面となりそうです。

 

感染予防を徹底していくことを優先するのか、
感染予防対策を取りつつも、子どもの経験を優先するのか、

 

といった形で、法人や園としての方針をしっかりと提示していただき、
保護者や地域に対して一定の理解を得られるように、
発信していく必要があるように考えています。

 

さて、話は変わりますが、最近、事業承継に関するお話をよく耳にします。

 

基本的には、「家業」のケースがほとんどかと思いますので、
親から子へのバトンパスとなる形が一般的です。
故に、親子関係が大きく影響しているようにお見受けします。

 

なお、この事業承継は大きく2つのパターンに分かれます。

 

子を信じて任せ切るパターンと、
「まだまだ足りないから」と感じてバトンを渡すタイミングをしばらく見定めているパターン。

 

お聞きする限りでは、信じて任せ切るパターンでバトンパスできているケースは
概ね成功されているようです。

 

一方で、タイミングを見定めているパターンは、
なかなかうまく機能しないケースが多いようです。

 

また、渡した後の先代の関わり方も、
事業承継の明暗を分けているように見えます。
先代は、後継者に役職(理事長や園長)を渡しても、
その後も園に大きな影響力を与えるのが事実です。

 

よりよい在り方を求めて、アドバイスをされるケースもあるかと思いますが、
現場、つまり教職員の皆さんがいる中で、
後継者の方へアドバイスするのはあまり望ましくないようです。

 

もちろん、アドバイスは大事ですが、伝える「場」を選ぶことが大切です。
あくまで個別(可能な限り、先代と後継者がお二人のタイミング)で、
というのがポイントのようです。

 

教職員の皆さんの前でアドバイスしていると、
教職員の皆さんがどちらの話を聞くべきか?が不透明になってしまいます。
この場合、大体は先代のいうことを聞くようになりますので、
後継者の方のマネジメントやガバナンスが利かなくなります。

 

正直なところ、事業承継の形は千差万別で、正解はないと考えておりますが、
お聞きしている限りでは、押さえておいたほうが良いポイントがいくつかあるようです。

 

事業承継のお話は今後も多く、お聞きすることになるかと思います。
折に触れて、このコラムの中でもお伝えしていければと考えております。

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