“着飾った”ブランディングにならないために意識したいこと

2021年10月18日配信

テーマ:
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“着飾った”ブランディングにならないために意識したいこと

いつもありがとうございます。
船井総合研究所の島崎です。

前回、私が担当させていただいたコラム(https://hoiku-kodomoen.funaisoken.co.jp/post-5883/)では、

「5年後に総合子ども子育て支援拠点化が必須になる」

という内容を執筆させていただきました。

簡単に振り返りますと、

少子化が急激に進む中で法人として存続させるためには、
対象児童を限定せず、
地域に生まれる全ての子どもを受け入れることが出来る体制を目指しましょう

という内容でした。
これは、どちらかと言えば 機能面での価値(=機能的価値)に重きを置いたお話しです。

今回、お伝えさせていただくのは、少し情緒的な内容になります。

差別化としてのブランディング

少子化が進む中で、法人を存続させるためには、機能的価値を高め、
保護者や子どもの利便性(サービス力)を上げて、他の法人との差別化を図ることが必要です。

ですが、それ以外にも差別化を図る方法がありますね。
タイトルにもあります「ブランディング」です。

ブランド力があれば、他の法人が運営する園や施設よりも
集客力(ここでは敢えて「集客」と表現します)が高まりますし、
何より「この園に入園させたい!」という保護者や子どもが集まりやすくなりますから、
園としても、法人としても運営がしやすくなります。

ですから、あらゆる園や法人で「ブランディング」に取り組まれているわけですね。

では、具体的なブランディングの手法として、
どのようなものが挙げられるでしょうか?

・教育理念や保育理念
・保育内容(正課、課外を含む)
・教職員の対応力
・ホームページやSNS、チラシ等での広報
・園舎や園庭等のハード面でのデザイン性
・在園児、卒園児保護者、地域の口コミ

などなどを中心に
ブランディングの為の手法論を挙げればキリがないと思いますが、
これらを バラバラ と 手法論として 実施しても
あまり効果がないようです。

では、どうするべきか?
よく言われるのは考え方やその取り組みに
「一貫性があるかどうか」ということですね。

例えば、説明会では「遊びが大切です」と言いながら、
実際の保育では「一斉保育が多くて遊びが少ない」という状態だったりすると、
保護者(あるいはお勤めになっている先生方)の中でも一貫性が持たれず、

「この園って結局、どういう保育を大切にしているんだろう・・・?」

という状況に陥ります。

ですから、この一貫性があるかどうか、というのはもちろん大切なのですが、
それにプラスして、最近、強く考えていることが、
「その法人(園)らしいのか」ということです。

2ヶ月ほど前に、印象的な考え方を教えていただきました。

「その取り組みは、そのトップに似合っているのか(そのトップ「らしい」のか)」

というものです。

例えば、競合の法人が実施しているブランディングの手法があったとして、
それを自法人で取り入れてみたとしても、
そのトップに似合っていない取り組みだとすれば、
あまり上手くいかない=ブランディングにならない ようです。

この考え方は、すごくシンプルですし、理にかなっているように思います。

少し失礼な表現になってしまいますが、
“着飾った”ブランディングをされている園も見受けられます。

外見が良くなれば、一時の人気は得られるかもしれませんが、
中身が伴わなければ、その人気が廃れるのも早いです。

背伸びせず、無理せず、その人に合った考え方や雰囲気を持った取り組みを
地道に進めていく、ということがブランディングには必要なようです。

実はこの考え方は、ふじようちえんの加藤先生に教えていただいたものです。

東京都立川市で幼稚園、認可保育所、認証保育所、企業主導型等を運営されている法人様ですが、一日に総勢1,500名の子ども(乳児から高校生(!)まで)が通われています。

ふじようちえん様では、加藤先生に“似合った”取り組みを実践されており、
それが園内に広がり、家庭に広がり、地域に広がり、圧倒的な人気に繋がっております。

一体、どんな取り組みをされているのか、すごく気になりますよね。

そこで今回、11月13日にふじようちえん様を視察させていただき、
どのような取り組みをされているのかを加藤先生にお話しいただく、
オンラインセミナーを開催させていただくこととなりました。

詳細はこちらをご覧ください。
https://www.funaisoken.co.jp/seminar/078553

みなさんの法人らしい、もっと言えば “あなたらしい” 取り組みを見つけるためのヒントとなれば幸いです。

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▼セミナー詳細・申込はこちらから
https://www.funaisoken.co.jp/seminar/078553

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