【園運営安定の鍵】複雑な「公定価格」理解への道しるべ

いつもご愛読いただきありがとうございます。
子育て支援部 こども園・幼稚園チームの石原でございます。

「公定価格」、この言葉を聞くと、多くの園の経営者や事務担当者の方は、その複雑さに頭を悩ませるかもしれません。
しかし、この公定価格こそが、新制度の施設型給付幼稚園や認定こども園の安定した持続的な経営を支える根幹であり、その仕組みを理解することは、未来を見据えた園運営に不可欠です。

「複雑そう…」を「わかった！」に変える公定価格の基礎知識

認定こども園や施設型給付幼稚園へと移行されたばかりの園にとって、最も戸惑う点の一つが、この公定価格ではないでしょうか。
「何がどう計算されているのか」「どこから情報を見ればいいのか」といった漠然とした不安を抱えている方も少なくないはずです。
公定価格は、自治体から園に支払われる施設型給付費の基準となるもので、基本の単価に、園の規模や職員配置、提供するサービスに応じた様々な加算が積み重なって算出されます。従来の私学助成は、施設に対する運営費の補助として経常費補助が都道府県から支給をされていました。対して、新制度幼稚園では必要な経費は公定価格として設定がされ、教職員の勤続年数や各園の取り組みによる加算の適用状況によって変動がします。提供する教育・保育の「質」に応じた対価という性格がより明確です。この基本的な考え方を理解するだけでも、「複雑そう…」という感覚は大きく変わるでしょう。

園運営安定化への鍵を握る、公定価格の理解

公定価格の仕組みを深く理解することは、単に園の収入を確保するだけでなく、より質の高い教育・保育サービスを提供するための基盤となります。
例えば、特定の加算要件を満たすことで、職員の専門性を高める研修や、園児の多様なニーズに対応するための設備投資が可能になります。
しかし、その加算項目が多岐にわたり、それぞれに細かな要件があるため、全てを把握し、適切に申請することは容易ではありません。
取得できるはずの加算を見落としてしまっていないか、自治体が出してくる請求書の内容に本当に不備はないのか等不安を感じることもあるでしょう。

今後の制度改正を見据え、今から準備を始める！

教育・保育を取り巻く環境は常に変化しており、公定価格も例外ではありません。
特に2025年度には公定価格の単価改定や、処遇改善等加算の一本化等の改正が行われました。その内容を正確に把握しておくことは、今後の園運営において極めて重要です。
改正内容によっては、園の収益構造や運営体制に大きな影響を与える可能性もあります。本研修では、この2025年の公定価格改正の最新情報も網羅し、それが園の経営にどのような影響を与えるのかを具体的に解説します。
漠然とした情報に惑わされることなく、確かな知識に基づいた準備を進めることで、将来にわたって安定した園経営を目指すことができます。

この機会に、公定価格の「なぜ？」を解消し、貴園の未来を力強く支える知識と戦略を手に入れませんか？

【研修】認定こども園・新制度幼稚園向け 公定価格開設2025のご案内

ここまでお読みいただきありがとうございます。
本コラムで紹介しました、公定価格・施設型給付運営費の仕組みを開設する研修を開催いたします。
本研修では、前述の公定価格における見落としがちなポイントや請求書の内容の確認方法等、実戦的な情報を提供します。

・改めて、公定価格の基礎基本を理解したい方
・加算項目の理解、加算額の概要、必要職員数をきちんと把握したい方
・認定こども園や新制度幼稚園に移行したものの、運営費が適切にとれているか不安な方

は是非本セミナーへのお申し込みをご検討くださいませ。

【研修】認定こども園・新制度幼稚園向け 公定価格解説2025

【開催日時】
2025年6月20日（金）14:00～17:00＠船井総研グループ　東京本社　サステナグローススクエアTOKYO
2025年6月26日（木）14:00～17:00＠船井総合研究所　大阪本社
【参加料金】
・一般価格　50,000円（税込55,000円）／一名様
・会員価格　40,000円（税込44,000円）／一名様
【セミナー詳細】
詳細は、こちらからご確認いただけます。
https://www.funaisoken.co.jp/seminar/128949
是非、今一度園運営安定化の鍵となる公定価格・施設型給付運営費の理解を深めていただくきっかけとしていただけますと幸いです。
皆さまのお申込みお待ちしております。