園経営の未来を変える！「理念浸透×本物志向」で地域で選ばれ続ける園の秘訣
いつもご愛読いただきありがとうございます。
船井総合研究所の石原です。
新入園児や新規の教職員の方々も園での生活に慣れ、園内の雰囲気もやっと落ち着いてきた頃合いかと思います。
幼稚園経営の二極化
昨今では出生数や幼稚園就園率の低下により、園児募集に難しさを感じている理事長・園長が多くいらっしゃいます。
実際に、最新データとして発表された2024年の年間出生数は約68.6万人と過去最低を更新し、減少の一途を辿っています。
加えて、共働き家庭の増加など社会構造の変化に伴い、幼稚園の就園率も30％台まで落ち込みました。一方で、全国的に保育所利用率は上昇して推移しており、2024年には54％となりました。幼稚園は多様な形態の保育施設との競争にさらされている状況です。
この状況を園運営の転換期としてプラスに捉え、持続可能な園運営を実現するためには、現代のニーズに合致した明確な戦略と、それを実行する力が不可欠です。
しかし、そんな外部環境の中でも地域で選ばれ続けている園があり、二極化が進んでいることが現状です。これは、単に外部環境の変化だけでなく、園が提供をする教育・保育のサービスを選択する保護者の価値観の多様化や情報化社会の進展が、園選びの基準を変化させていることを示唆しています。
地域で選ばれ続ける園の要素とは
地域で選ばれ続ける園の要素は多くありますが、
園内部の体制が整っており、園児・保護者に対して一貫したサービスを提供できていることが挙げられます。
せいかグループは1991年に創業をし、現在は奈良県香芝市を中心として10以上の拠点展開をしております。
グループでは認定こども園をはじめとして、児童発達支援事業や病児保育、さらには金管バンド等も展開をしており、地域で選ばれ続ける園となっています。
その取り組みの特徴としては以下があげられます。
－理念浸透のためにこだわった施設・園内環境－
教育方針である「幼児のころこそ本物を」を具現化し、施設内要所に本理念が散りばめられています。
海外の文化や言葉への興味関心を養うため、普段の遊びの中に生きた英語に触れることができる環境を提供しています。
また、園内に飾っている絵画は原画であったり、演奏する楽器はオーケストラで使用をしている本物の楽器、園内の本格的音響整備など幼稚園だからといって決して妥協をしていない「本物」の施設・環境が子どもたちの五感を刺激します。
感性が豊かで一番吸収をする大切な時期だからこそ本物を経験できる環境を整えているのです。
－理念新浸透の徹底－
理念を園内の環境・施設にも落とし込むためには、前提として「全教職員へ理念浸透がされている」状態でなければなりません。理念浸透を徹底的に行うため、様々な工夫を施しております。
年に1度の経営方針発表会等の開催を基盤として、経営方針や理念のインプット・アウトプットを促しています。
教職員の方に方針や理念を何度も繰り返しお伝えをし、理解のベースをつくる時間を設けています。更に、「チャレンジしたいこと」を教職員の方も考え、アウトプット出来る環境を整えています。
これらの工夫に共通をしていることは、管理職側から職員の方が理解しやすい、行動に移しやすい環境を提供をしてあげることです。
そんな地域で選ばれ続ける園である、「せいかグループ」らしさや取り組みがあらゆる箇所に散りばめられた園内を見学することができる視察ツアーを企画いたしました。
皆様のこれからの園経営のヒントを見つけることができるお時間となっております。
認定こども園・幼稚園視察ツアーのご案内
当日は出川様のご講演と2園の園舎・園庭を見て回り、地域一番園の取り組みを見学することの出来る機会となっておりますので、
・地域一番園を目指している方
・園舎に園の理念を落とし込みたい方
は是非ご参加ください。
認定こども園・幼稚園向け 視察クリニック2025
【視察ツアー概要】
◆日時：2025/07/08 (火) 10:00~17:00
◆場所：奈良県香芝市
※当日は10時頃に新大阪駅に集合していただく予定です。
◆視察先：せいか幼稚園／當麻せいか子ども園／ふたかみの森せいか子ども園
◆講座内容：第1講座「視察先紹介と視察クリニックの意義について」株式会社 船井総合研究所 遠藤 めぐみ
第2講座 「せいかグループの園づくり ～これまでとこれから～」学校法人 誠華学園 理事長 出川 裕崇 氏
第3講座「せいかグループの運営施設視察」 学校法人 誠華学園 理事長 出川 裕崇 氏
第4講座「まとめ講座」株式会社 船井総合研究所 高橋 叡功
◆参加料金
一般価格 60,000円 （税込 66,000円）/ 一名様
会員価格 48,000円 （税込 52,800円）/ 一名様
皆様からのお申込みを心よりお待ちしております。
