これからの学童や放課後児童クラブに求められるもの
いつもお読みいただきましてありがとうございます。
船井総合研究所の山口雄大でございます。
ご存じの通り、昨今小学校における教育もどんどん変化してきています。
具体的には、変化の激しい時代で、知識や技能を習得するだけでなく、それをもとに「自分で考え、表現し、判断し、実際の社会に出て役立てる」為の、資質・能力を育成することが必要とされます。
実際にいくつか例をご紹介します。
●英語教育改革:既存の「読む・書く」の2技能の試験内容から「読む・書く・話す・聞く」の4技能の試験内容へ。また教科として小学5年生から英語がスタート(外国語活動としては小学3年生から)中学生は学習内容が難化傾向に。
●プログラミング教育の必修化:小学校の教育カリキュラムに小学校のプログラミング教育の導入。全国学力・学習状況調査では算数の試験においてプログラミング的思考が求められる問題が出題。また大学入試(大学入学共通テスト)では2025年度より「情報」の教科が試験として導入開始。
などが挙げられます。また上記に加え、教室内でグループディスカッション、ディベート、グループワークなどを行い、子どもが自ら進んで積極的に、自分で考えていく「アクティブラーニング」も重視されています。
また皆様もご存じの通り、ここ数年共働き世帯比率が増加し、学童保育を利用する世帯が増えていきました。
そのためこれからは、上記の様な教育への変化の対応を、サポートしていくニーズが生まれてきています。
保護者のニーズが「預かり」のみでなく「安心・安全&教育重視」へ
上記の様な教育改革も影響し、弊社お付き合い先においても、現在の学童保育に対して教育を求める保護者も増加傾向に有ります。実際に様々な調査でも、学童施設に対して、「安心・安全面」次いで「学習面の強化」を期待しているとの結果が出ています。
既に都市部では、コロナ禍以前より、民間学童において認知スキルだけでなく、非認知スキルも重視した教育プログラムの充実を図った施設が見られていました。今後その傾向が地方でも顕在化し、保護者の学童に対するニーズが、「預かり」から「教育」へと移り、教育プログラムやカリキュラムが求められているのです。
そのため今後、より一層「教育」を重視する保護者が今後さらに増えていきます。 これからは、「預かり」と「教育」どちらのニーズを満たすことの出来る学童保育の必要とされていくと言えます。
既に学童保育事業を行われている皆様、今後学童保育事業などをお考えになられている皆様方も、学童保育内に「教育要素」をどのように取り込んでいくのかが、ポイントになっていきます。
是非この機会に学童保育の大幅なプログラムや内容、サービスの見直しをされてはいかがでしょうか?
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