参入急増中の「児童発達支援」、療育プログラムの導入方法とは
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本日は、
認定こども園からの参入が増えている「児童発達支援」や「放課後等デイサービス」において事業の肝となる、
療育プログラムの設計、特に導入方法についてお伝えいたします。
療育プログラムの導入方法①外部プログラムの導入
療育プログラムは、児童発達支援・放課後等デイサービス事業所にとって、サービスの質を左右する重要な要素です。
そのため、事業所のコンセプトや利用者のニーズを踏まえ、適切なプログラムを設計する必要があります。
近年、認定こども園からの参入が増えており、児童発達支援・放課後等デイサービス事業所の数は増加傾向にあります。
競合が増える中で、他事業所との差別化を図ることは容易ではありません。
利用者募集を行う上で最も重要なのは、保護者に選ばれるような魅力的な療育プログラムを考案することです。
プログラムの導入には、大きく分けて二つの方法があります。
一つは、外部のプログラムを導入する方法です。
外部のプログラムは、既に体系化された内容で提供されているため、研修費用等の初期コストはかかるものの、型に則ってスムーズに導入できます。また、障害児支援が初めての職員でも「療育」の共通認識を持ちやすく、質の高いサービス提供を効率的に開始できるというメリットがあります。
外部プログラムの導入は、フランチャイズに加盟せずとも、モデル法人が提供している療育研修の受講のみで自事業所に導入することもできます。フランチャイズ加盟と異なり、屋号や療育方針を揃えなくとも、療育根拠のあるプログラムを導入することが可能です。
療育プログラムの導入方法②園のプログラム活用
既存の保育・教育ノウハウを活かせるため、法人の理念や方針に沿ったプログラムを導入しやすいというメリットがあります。
しかし、プログラムを独自に作成する必要があるため、時間と労力がかかる点は留意が必要です。
既に特性を持つお子様向けのプログラムを実施している園では、療育時間・内容の再検討のみで導入できる場合があります。
療育の題材例としては、以下のようなものが挙げられます。
●粗大運動: 跳び箱、鉄棒、マット、トランポリン、縄跳び、ボール遊びなど
●微細運動: 塗り絵、視写、パズルなど
●音楽: 歌唱、楽器演奏、リトミック、ダンスなど
●プログラミング: ロボット作り、ブロック遊び(順序立てて考える力を養う)など
●ソーシャルスキルトレーニング: イラストから感情や状況を読み取る、小集団でのボードゲーム、集団遊びなど
●生活: 衣類の着脱、挨拶、交通ルールの習得など
このように、プログラムの導入には、それぞれメリットとデメリットがあります。
事業所の状況やニーズに合わせて、最適な方法を選択することが重要です。
保護者に選ばれるためには、どのようなプログラムが効果的か、他事業所との違いをどのように打ち出すかなど、しっかりと検討していきましょう。
認定こども園が児童発達支援・放課後等デイサービス事業に参入する際の「療育プログラム」の導入方法解説
モデル法人が提供する療育プログラムとは


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