教職員のモチベーション向上!3つのステップで実現する経営方針

いつもご愛読いただきありがとうございます。
子育て支援部 学校教育チームの石原でございます。
今回は先月開催された、認定こども園・幼稚園経営研究会の概要をご紹介します。

「認定こども園・幼稚園における事業展開と中期経営計画について」

中期経営計画のある法人は持続的に成長することができます。
法人の目指すビジョンに共感をした教職員のモチベーションが上がることにより、組織に一体感が生まれます。
今回は、学校法人誠華学園 理事長 出川 裕崇 様をゲスト講師としてお招きし、ご講演頂きました。出川様は、お父様が創立された学校法人と社会福祉法人を承継するために入職をし、現在、法人の理事長を務めていらっしゃいます。入職当時に感じていた法人内の課題の中でも、特に「職員間の情報共有」についての問題を解決するために、年に1度の経営方針発表会等の開催に取り組んでいらっしゃいます。更に、各種ICTアプリの導入により、職員間の情報共有を活性化させ、業務効率の向上、業務時間の圧縮、保護者の利便性の向上も実現させました。

「幼稚園・こども園における中長期経営方針の考え方と教職員への落とし込みの工夫最新事例」

出川様は、中長期の経営方針を考えるだけでなく、教職員が経営方針を理解し実際に行動に移す、落とし込みにも成功をされています。
出川様は中長期の計画を考える上でまず大切にされていたことが2点ございます。
1点目は、ご自身が「チャレンジしたいこと」を明確にできているか、
2点目は、ご本人が「改革を発信できる人」になれているか、です。
チャレンジをしたいこととは、言い換えると、自分が幸せになるための行動です。
今すぐに取り掛かれることのみに限定せず、未来の自分のために「~したい」ではなく、「~する」と具体的な行動で表現をします。
出川様は改革をする際に必要なことは、「何を伝えるか」ではなく「誰が伝えるか」であるとお考えであるため、まず自分が変化することを大切にされています。
以上の2点を意識しながら中長期の計画を策定しており、更なるステップである「経営方針を教職員へ落とし込む際の具体的な工夫」としては、主に以下の2つのポイントが挙げられます。
1点目は、「チャレンジしたいこと」を教職員の方も考え、アウトプット出来る環境を整えます。雑談ベースで「チャレンジしてみたいこと」を引き出すことで、本音を把握することができます。2点目は、教職員の方には1度お伝えしただけでは受け入れていただくベースが出来上がっていることは難しいと考え、5度を目安に繰り返しお伝えをしています。その際にも、職員の記憶に残りやすい環境でお伝えすることを重要とし、経営方針発表会は外部会場での開催をしています。以上の2点に共通をしていることは、管理職側から職員の方が理解しやすい、行動に移しやすい環境を提供をしてあげることです。
管理職と職員の視野・視座・視点は異なることを意識し、同じステージに立つ時間も時には非常に重要であると言えるでしょう。

「認定こども園・幼稚園だから考えたい経営方針の落とし込み」

中長期経営計画と経営方針の落とし込みについて、弊社船井総合研究所の講座内から一部、共有いたします。
-中長期経営計画の考え方-
経営計画とは、法人の進むべき道を示す道しるべです。計画がない、または形骸化していると、進むべき方向も見失われてしまいます。
中長期経営計画を考える際には3つのステップが必要です。
1.基本設計 – ビジョンを描き、現在の状況を把握する
2.経営計画 – 事業戦略を立て、組織体制や財務計画を策定する
3.詳細設計 – マーケティング計画、採用・教育・評価の仕組みを構築し、PDCA体制を整備
中長期経営計画で重要になるのは、逆算思考を持ち合わせて計画まで策定していくことです。

-経営方針の落とし込み-
経営方針の落とし込みは、「経営方針発表会」×「経営方針の浸透」で実現がされます。
経営方針を教職員に徹底し、評価制度や幹部会議を通じて組織に定着させることが最終的な目標となるため、経営計画を定期的に振り返り、PDCAサイクルを回していくことが、持続的な成長に繋がります。
詳しくは認定こども園・幼稚園経営研究会にご参加いただき、特典のデータベースよりご覧くださいませ。

認定こども園・幼稚園経営研究会に無料ご招待


ここまで本コラムにてお伝えしておりました、認定こども園・幼稚園経営研究会では、全国から50名を超える認定こども園や幼稚園の経営者の皆様にご参加頂いております。
全国で成功している園の事例を聞けるほか、全国の幼稚園・認定こども園様と情報交換会を通したリアルな相談ができるコミュニティですので、ご興味ある方はぜひこの機会をご活用ください。

– 次回9月例会のご案内-
開催日程:2024年9月13 日(金)【八重洲オフィスにて開催予定】
9月の認定こども園・幼稚園経営研究会では、学校法人川村学園様をゲストにお迎えし、
未就園児教室の事例とその成果についてご講演いただく予定です。
急速な少子化に伴い、未就園児教室など「園児募集」の重要性は一段と重みを増しています。
川村学園様は、未就園児教室や各イベントなどの募集機能を「数値管理」し、成果に繋げていらっしゃいます。
体系化された園児募集に関する施策の事例を学び、ぜひ皆様の園児募集に役立てて頂ければと思います。
※研究会ご参加にあたって、事前に面談をさせていただきますのでご了承ください

– 認定こども園・幼稚園経営研究会はこのような理事長・園長先生におススメです!-
・幼稚園の未来の常識を作っていくという理念に共感していただける方
・厳しい時代にあっても、法人を存続させるための手段を模索されている方
・教育保育内容だけではなく、幼稚園経営を勉強したいと考えている方
・教育者としては当然ながら、幼稚園経営者として成長したい方
・お父様、お母様から代が変わり、これからの園経営に不安がある方
・経営者同士のコミュニティを拡げたい方

園経営は孤独なものとなってしまいやすいですが、情報交換は同じ課題を抱える園の実施施策やその効果を共有したり、さらには既に課題解決に成功した園の話を聞けたり、全国各地の生の情報を得られる貴重な機会です。
認定こども園・幼稚園経営研究会は、最新の事例・ノウハウ共有の場であり、師と友に出会える場です。
百聞は一見に如かずという言葉がありますように、まずは一度参加していただき、実際に体感していただければと思います。
現在、無料お試し参加を受け付けておりますので、少しでもご興味を持たれた方は是非ご参加ください!

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