いつもコラムをお読みいただきありがとうございます。
船井総合研究所の古谷野でございます。
本日ご紹介させていただきますのは、認定こども園・幼稚園経営者様向けに弊社が主催しております、「認定こども園・幼稚園経営研究会」の2025年6月開催分の振り返りとなります。
本勉強会では成功している園の事例を聞けるほか、全国の幼稚園・認定こども園様と情報交換・相談できるまたとない機会ですので、ご興味のある方はぜひ無料のお試し参加をご検討くださいませ。
6月の研究会を一部振り返り!
6月6日(金)に弊社八重洲オフィスにて開催した前回の研究会を紹介します!
第1講座では、弊社コンサルタントの居村が「保育所等の経営の見える化への対応に伴うキャリア整備」と題し、講演を行いました。
多くの園が直面している「明確なキャリアパスの未整備」といった課題に触れつつ、これからの園経営に必要となる評価制度や永続的な経営体制の構築について解説しました。組織図の一例を基に、自法人の実情に合った最適な組織図を模索し、納得感のある評価制度を運用することが、職員が安心して長く働ける環境整備の重要性についてお話しました。
第2講座では、ゲスト講師として学校法人アゼリー学園 認定こども園 なぎさ幼稚園 園長の千葉美穂子 様にご登壇いただきました。
テーマは、「STEAM保育」。STEAM保育とはSociety5.0時代に必要な人材である「新たな価値を創造できる人」の基礎となる『ワクワク(知的好奇心)』をもとに、『自分で考え、自分で理解していく子ども』を育てる保育手法です。千葉様は、具体的なSTEAM保育の実践事例を交えながら、「既存の指導内容を新しい視点で見つめ直し、保育者自身が保育を深く考えることが重要」とお話しされました。さらに、質の高い「教育」を早期から打ち出すことが、少子化の時代に“選ばれる園”になるための重要な戦略であるともお話しいただきました。
第3講座では、弊社コンサルタントの菅野が「“〇〇先生のやり方”から“法人・園の教育保育”へ変わる評価制度の活用方法」と題し、講演を行いました。
「人的資本経営」の考えが広まる現代において、経営者には事業戦略と連動した中長期の「人材戦略」の構築が求められます。その上で、自法人が求める人材像から逆算して採用・定着・育成のプロセスを一貫して管理し、それを支える「評価制度」を設計することが、事業戦略を遂行する上で不可欠になります。また、これまで数値化が難しいとされてきた教育・保育の内容を言語化・整理することで、それぞれの先生の成長が可視化され、園の現状にあった評価制度を構築することができるようになります。
認定こども園・幼稚園経営研究会とは
認定こども園・幼稚園経営研究会とは主に、弊社コンサルトから最新の時流やノウハウ等をお伝えさせていただく『講座パート』と、複数のグループに分かれて会員様同士でのコミュニケーションと情報共有を行う『情報交換パート』の2つに分かれております。
講座パートは弊社コンサルタントからの情報共有だけではなく、実際に認定こども園・幼稚園で成功されている園の実施事項やポイント等を聞くことができる貴重な機会です。
園の収益に直接関係のある未就園児教室の強化や園児募集に関する内容だけではなく、教職員の採用活動や評価制度の構築、幼稚園・認定こども園における今後の事業展開等、毎回異なるテーマでその時の時流に即したお話をさせていただいております。
情報交換パートでは、4〜6人ほどでグループになっていただき、会員様同士で情報交換を行っていただきます。情報交換のテーマは当日の講座内容に即したテーマやその時々の旬なテーマ等様々です。情報交換では実際に園で感じている課題や実施している施策に関する意見交換や、経営者ならではの悩み相談等ざっくばらんにお話しいただいております。
ここまで本コラムにてお伝えしておりました、認定こども園・幼稚園経営研究会では、全国から50名を超える認定こども園や幼稚園の経営者の皆様にご参加頂いております。
全国で成功している園の事例を聞けるほか、全国の幼稚園・認定こども園様と情報交換会を通したリアルな相談ができるコミュニティですので、ご興味ある方はぜひこの機会をご活用ください。
次回研究会のご案内
開催日程:2025年10月17日(金)【弊社八重洲オフィスにて開催 予定】
※研究会ご参加にあたって、事前に面談をさせていただきますのでご了承ください
【認定こども園・幼稚園向け】会員制 経営者様向け勉強会のご紹介


船井総研では認定こども園・幼稚園経営者様向けに勉強会を開催しています。弊社コンサルタントは日々全国の幼稚園・認定こども園様のご支援をさせて頂いておりますので、最新の事例を本研究会でご紹介させていただいております。