職員が働き続けられる園づくり

2021年11月18日配信

テーマ:
採用・育成 DX・デジタル化

職員が働き続けられる園づくり

 
まもなく今年も終わりに近づいてきましたが、
職員の皆様の来年度の意向調査、不足人員の採用は目処がたってきた頃でしょうか。
職員の採用に関しては、特別なことをしているわけでもないが
自然と人が集まってくる園と、毎年苦戦をしている園とがあるかと思います。
なぜ、そのように分かれてくるのか…
そこには、地域性・給与・評判・保育内容、働きやすさ等、
さまざま要素があることは、皆様も感じるかと思います。
 
本日は、この要素のなかで”働きやすさ”という点に絞って
保育のコンサルティング現場から感じることをお伝え出来ればと思います。
 
働きやすさというワードから、皆様は何を連想するでしょうか。
実際に働いてみないと、分からない点も多いため
求職者が頼りにできるのは、「残業時間数」「有給休暇取得率」といったあたりかと思います。
実際に、保育士の労働環境を改善するためにということで、
皆様の園でもさまざまな工夫をされているかと思います。
以下、改めて皆様の園で考えていただきたいことです。
 
①行事の見直し
新型コロナウイルス感染症の流行で、国内が未曾有の危機に直面した中、
このタイミングで行事の見直しを行った法人様は多いように感じます。
例えば、
・子ども達の成長を保護者へ披露するための「生活発表会」を
乳児クラスでは取りやめ、以上児クラス限定に変更した
・これまで秋ごろ実施していた「運動会」を5月頃に時期をずらした
・行事時間の短縮、実施するかどうかの見直しを行った  など
 
保護者からの反応を気にして、なかなか着手できなかった部分が
コロナをきっかけに、改革しやすかったのではないでしょうか。
今後、行事をどうしていくか(元通りにするのかどうか)は、
是非今のうちから、職員さん含め検討いただければと思います。
 
②書類の見直し
ICTの活用をとっても、園ごとに比較するとさまざまなフェーズにわかれてきます。
ICTを導入し数年が経った法人様、これから導入を検討している法人様、
導入予定はないがPCを活用して、手書き業務を削減している法人様など…
いずれにしても、手書きで残っている書類は少なからずあるかと思いますし、
書類の項目で無駄がないか見直しは行っていただきたいと思います。
 
☑帳票ごとに記入する内容が重複していないか
→ICTを導入していれば、帳票同士を連携できる可能性もあります。
導入していない場合でも、見直しを行うことで書式の簡素化を図って
2度手間になっている部分を見つけられる可能性があります。
 
☑見直すことがない記録を時間をかけて作成していないか
→会議録など後からあまり見直さないにも関わらず、
会議中に作成が終わらず、会議録を作成するために残業している等は
工夫次第でどうにかなるかと思います。
例えば、Googleドキュメントを活用して、複数名で議事録を取る、
記入事項は最低限の伝達事項に絞る等。
 
☑転記業務が発生している
→保護者からのアンケート、職員の人事評価など、
紙面によって回収したがために、集計・転記業務に
時間を要しているといったことはないでしょうか?
アンケート機能を上手く活用し、業務時間を削減できると良いですね。
 
書類の見直しのためには、今、園でどれだけの
帳票があるのかということをまずは洗い出してみてください。
保育関連だけでも、100種類近くまたはそれ以上の書類が出てくるかと思います。
それを1つ1つ精査していくのは大変ですが、
手書きのものは本当に手書きが良いのか、
PCを活用しているものは、PCを活用することでのメリットが生まれているのか、
是非、現場の先生と確認してみてください。
 
各園の理念や方針に沿って、どこまでの業務を求めるのか、
そして業務効率をした先に何を新たに取り組みたいのか、
法人内に発信することはもちろん、採用活動にも活かしていただけると良いかと思います。
ここまでお読みくださりありがとうございます。

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