若手経営者から教えていただいた、これからの経営においてポイントとなる3つのこと

2020年7月14日配信

テーマ:
時流・業界動向

認定こども園・幼稚園向け次世代経営戦略

いつもありがとうございます。
船井総合研究所の島崎です。

先日、「認定こども園・幼稚園向け次世代経営戦略セミナー」を
開催させていただきました。
初めて弊社のセミナーにご参加いただいた方も多く、
web形式ではありましたが、多くの方にご視聴いただきまして
本当にありがとうございました!

今回は30代の若手経営者お二人にご登壇いただき、
対談形式で、これからの認定こども園や幼稚園の経営について
様々な視点からお話しいただきました。

私自身、勉強させていただくことが多く、
とても大きな刺激を受けました。

さて、これからの認定こども園・幼稚園の経営において、
ポイントになるのは以下の3つになりそうです。

1.園のビジョンやコンセプトを明確にする
・子どもたちにとって、どういう場所なのか?
・保護者にとって、どういう場所なのか?
・地域にとってどういう存在になりたいのか?
(あるいは、あり続けたいのか?)
・それらを実現するために、園(あるいは法人)として、
どういう展開を目指すのか?

ゲストのお二人はこのあたりが明確でした。
併せて、地域の特性なども踏まえて、
今後のビジョンを設定されていました。

2.再定義してアップデートする
この度の新型コロナウイルスの影響で、
幼稚園や認定こども園でも大きな影響を受けました。

休園要請の影響で、一部ではオンライン保育が実施されたりと、
これまでとは違う方法で教育機会を提供しようと
懸命に取り組まれた園も多くありました。

長い休園期間を経て、恐らく、保護者の中でも
「何故、幼稚園に通わせるのか?」を
考える機会になったかと思います。

併せて、行事などの見直しも必要です。
従来とは異なる方法で、行事企画、運営などを行わなければなりませんが、
「そもそも、この行事は何のために実施しているのか?」
という問いを自分たちに投げかける必要がありそうです。

先に記載したように、

・何故、幼稚園に通わせるのか?
・何のためにこの行事があるのか?

これらを再定義しなおして、これからの時代に併せて、
アップデートしていくことが求められます。

3.教職員のライフプランを大切にする
最近はキャリアアップ、キャリアパスを意識して、
組織体制を整備される法人も多く存在しています。

これは素晴らしい取り組みですし、
私もお付き合い先の法人様と共に、
キャリアパスを考えさせていただく機会が増えてきました。

ですが、キャリアパスを構築する際にハードルとなることがあります。

それは、「キャリアが限定されている」ということです。

従来の幼稚園や認定こども園の枠組みで考えれば、
「主任」、「副主任(学年主任)」、「担任」という役職しか作れません。
これではキャリアパスは難しいです。

一方で、今回の対談で強く感じたのが、
「個人の生き方を応援しながら、
その人が活躍できるステージを用意する」という、
教職員のライフプランを意識した組織体制の構築の必要性です。

「ずっと担任でなければならない」
「ずっと主任でい続けなければならない」

という環境を良い意味で打ち壊して、
その人の実現したいキャリアを園や法人の中で用意してあげるという発想です。
もちろん、簡単には実現できないと思いますが、
すごく共感できる考え方です。

これを実現させるためには、幼稚園や認定こども園での働き方も
再定義してアップデートする必要がありそうです。

以上、これからの認定こども園・幼稚園の経営において大事となる
3つのポイントについてお伝えしました。

本コラムに共感いただいた方は、
1つ目のポイントでお伝えした「園のビジョンやコンセプトを明確にする」
という点から着手していただければと思います。


https://www.funaisoken.co.jp/lp/dl-exit-strategy/

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