少子化時代の経営のキーワードは

2019年10月16日配信

テーマ:
時流・業界動向

少子化時代に対応する「シームレス経営」

突然ですが、「少子化」に対してどのような備えをされていますか?

地域差はありますが、少なくとも幼児教育・保育の分野で事業をされている方は、
かなり真剣に考えていらっしゃることと思います。

少なくとも、

「このままで大丈夫なのか?」

と焦りを覚えている方が多いのは間違いありません。

先日、新聞各紙等で報道されておりましたが、
今年の出生数は90万人割れとなる可能性が高いとのことです。

本当にそうなれば、国の推計よりも2年早く90万人割れとなるそうです。

子どもたちが減っていく中で、幼稚園や保育園という事業を主としている法人は
どのような経営をしていくべきでしょうか。

そのキーワードは「シームレス」です。

シームレスとは、「継ぎ目がない」状態を示す言葉です。

・「誰でも通える」

・「いつでも(いつまでも)通える」

このような様子を子ども目線で考えたときに、それは継ぎ目がない状態ですから、
これを「シームレス経営」と呼んでいます。

3~5歳の幼稚園であれば、0~5歳での認定こども園が必須ですし、
0-5歳の認定こども園であれば、小学生の為の学童保育やスクール機能が必要ですし、
0-12歳の学童が併設された認定こども園であれば、
児童発達支援や放課後等デイサービス等の展開も視野に入れるべきです。

その地域に生まれるあらゆる子どもたちが、
皆さんの法人や園に通えるような事業展開ができれば、
少子化であっても事業が発展していく可能性が高まります。

なお、様々な要因で、シームレス経営が難しいという場合は、
力相応に、その地域で最も最適の規模での経営に舵を切ることです。

毎年50名の園児募集が厳しいという場合は、
40名、もしくは30名での募集で経営が安定するように、
事業構造を作り直す必要があります。

これは、ただ規模を小さくしましょうというものではなく、
当然ながら、収益性を維持しながら、戦略的に実施していく必要があります。

ここについては、研究会等でお伝えしていきたいと思います。

少子化時代であっても、園や事業を存続させるために、
何が適切かをじっくり考えて、決断すべきタイミングが迫っているように感じます。

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